【美味しいの?】4年前の米、放出される──進次郎農水相が仕掛けた“古古古米”の正体とは?

政治
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ブクブー
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「冷めても噛みしめたくなるニュースってあるブーよね。お米も、記事も──噛めば噛むほど味が出るブー!」


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第一章:21年産“古古古米”──4年前のお米が今、食卓へ?

小泉進次郎農林水産大臣が“米政策”で全国の話題をさらった。
その中でも注目されたのが──
「令和3年産(2021年産)の古古古米を放出」という異例の発表。

放出価格は5kgで約1,800円──安い。

だが、そもそも「古古古米」とは何か?
通常、1年経過した米を「古米」、2年で「古古米」、3年以上で「古古古米」と呼ぶ。

つまり、今回の21年産米は、2025年現在──
なんと4年ものの“超ベテラン米”ということになる。


第二章:なぜ保管していた?──備蓄米という“国家の胃袋”

では、なぜそんなお米が今になって登場するのか?
そこには、あまり知られていない“備蓄米制度”が関わってくる。

農林水産省では、主に以下の用途で古米を保管してきた。

  • 自然災害などの非常時向け
  • 国際援助(WFP等)
  • 飼料・加工食品(菓子・せんべい・米粉等)用

これらは「政府備蓄米」「MA米(ミニマム・アクセス輸入米)」として、
食糧安全保障の観点から計画的に保有・更新される“お米の防衛隊”といえる存在だ。

通常は古くなった段階で飼料やバイオエタノール向けに処理されるが、
今回のように“価格抑制”という経済対策での“食用放出”は極めて異例だ。

ブクブー
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「冷凍食品の“在庫一掃セール”じゃないブー。これは国家の胃袋からの緊急投下ブー!」


第三章:なぜ今?──米価格高騰のスパイラルと“進次郎米”

2024年から2025年にかけて、
日本の米価格はじわじわと、しかし確実に上昇している。

その背景には──

  • 猛暑や天候不順による収穫量の減少
  • 燃料・物流コストの高騰
  • インバウンド・外食需要の回復
  • 業務用米の奪い合い状態

…といった“負のスパイラル”があった。

そこに登場したのが小泉進次郎氏の一手、
「21年産古古古米の放出」だった。

彼が農水相として何を狙ったのか──
それは、

  • 価格抑制(庶民生活への影響を緩和)
  • 需給バランスの是正
  • 政治的インパクト(“動いてる感”の演出)

という、実務+パフォーマンスが融合した政策だったといえる。


第四章:味は?香りは?──“おいしい”と言えるのか問題

「でも4年前の米なんて……正直、美味しくないのでは?」

この声、当然だ。
古米は通常、時間の経過とともに

  • 粘りが減る
  • 乾燥する
  • 香りが飛ぶ
  • パサつく

などの変化が生じる。
いわゆる“炊きたてツヤツヤ”の理想像とは離れてしまうのだ。

とはいえ、ブレンド・精米・炊き方の工夫で“化ける”古米もある
実際、SNSでは、

「思ったより普通」
「味音痴なら気づかないレベル」
「チャーハンやカレーなら問題なし」

など、案外ポジティブな声も少なくない。

ブクブー
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「人間もお米も、“熟成”って言い換えると急にロマンチックになるブーよ…」


第五章:日本のお米と政治──“一粒”が語る国のかたち

ここでふと、私たちは立ち止まって考えたくなる。

お米は単なる主食ではない。
国家と生活者をつなぐ、文化的・政治的媒体でもある。

  • 減反政策
  • 農業従事者の高齢化
  • 外食・輸出とのバランス
  • フードロスや飢餓への対応

──そのすべてが、たったひと粒のコメに凝縮されているのだ。

そして今、“進次郎米”として放たれた21年産の古古古米は、
そんな問題群の象徴として、静かに炊き上がろうとしている。

ブクブー
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「どんな味がするかは、食べてみなきゃわからないブー。でも、“なぜこのタイミングで?”って問いは、ちゃんと噛みしめる価値があるブー!」


おわりに:私たちは何を“いただいて”いるのか?

「もったいないから食べる」
「安いからありがたい」

それも大切だが、
今回のお米には、“備え”と“政治判断”という2つの味がついている

食べ物としての価値だけでなく、
社会の一部としての意味を味わう──

そんな“噛みごたえある”1杯を、あなたもぜひ。

※本記事では便宜上、小泉進次郎農林水産大臣が主導した古古古米の放出を「進次郎米」と表現しています。この呼称には特定の揶揄や意図はなく、象徴的な用語として用いています。

ブクブー
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「ごちそうさま、までが記事ブー!最後のひと粒、じっくり噛みしめてほしいブー」

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