教養

科学

海底に眠る「300万隻」の真実──“世界最大の博物館”と呼ばれる理由と「深海保存」の科学

「世界中のすべての博物館に収蔵されている歴史的遺物を合計した数よりも、深海に眠る遺物や沈没船の数の方がはるかに多い」歴史や考古学の世界でしばしば語られるこのスケールの大きな話は、単なるロマンや都市伝説ではない。海洋考古学の分野では、世界中の...
グルメ

​「ケチャップ」は元々“魚”でできていた?──アジアの魚醤がトマトと出会うまでの大航海時代

​フライドポテトやオムライスに欠かせない、真っ赤な「トマトケチャップ」。​しかし、この世界中で愛されているソースのルーツが、実は「トマト」でも「西洋の調味料」でもないという驚きの事実をご存知だろうか。​結論から言えば、ケチャップの正体は、1...
政治

なぜ選挙は個室で名前を書く?──民主主義を救った“オーストラリア方式”と買収横行の黒歴史

選挙の投票所に行くと、そこには必ず「ついたて」で仕切られた個別の記載台が用意されている。私たちは誰の目も気にすることなく、自分一人だけの空間で候補者の名前を書き、二つ折りにして投票箱に投じる。この「誰が誰に投票したか分からない(無記名・秘密...
生物

なぜダンゴムシはコンクリートに群がる?──殻作りの秘密と重金属を無害化する驚異のパワー

公園の片隅や家の壁際、コンクリートブロックの下で、ダンゴムシがじっと群がっているのを見たことはないだろうか。「日陰で休んでいるのかな?」と思うかもしれないが、実は彼ら、まさに今「コンクリートを食べている最中」なのだ。つつくと丸くなる愛らしい...
グルメ

「なめろう」の語源は“お皿”に?──激しく揺れる船上が生み出した、醤油を使わぬ究極の漁師飯

居酒屋のメニューで見かけると、つい日本酒と一緒に頼みたくなる「なめろう」。アジやイワシなどの青魚を、ネギやショウガ、シソといったたっぷりの薬味と一緒に、まな板の上で包丁で細かく叩き合わせた料理である。魚をそのまま刺身として食べるのではなく、...
教養

​なぜ飛行機の窓は「丸い」のか?──“四角い窓”が引き起こした歴史的悲劇と、空の安全の秘密

​旅行や出張で飛行機に乗る際、窓側の席から外の景色を眺めるのは空の旅の醍醐味だ。​しかし、その窓の形をじっくりと観察したことはあるだろうか?家の窓や電車の窓は「四角い」のが当たり前なのに、なぜ飛行機の窓はすべて角のない「丸みのある楕円形」を...
グルメ

​昔の日本人はサーモン寿司を食べなかった?──ノルウェー国家プロジェクトが変えた寿司文化

今や日本の回転寿司で不動の人気ナンバーワンを誇る「サーモン」。老若男女を問わず愛され、脂の乗ったトロサーモンや炙りサーモンなど、メニューのバリエーションも豊富だ。しかし、驚くべきことに、昭和の時代まで日本では「鮭を生で食べる」という文化は存...
生物

キャビアの親は「サメ」ではない?──“蝶の鱗”を持つ生きた化石「チョウザメ」と、名前の真実

フォアグラ、トリュフと並び、世界三大珍味の一つとして称賛される「キャビア」。高級フレンチやパーティーの席で提供されるこの黒い宝石が、「チョウザメの卵」であることは広く知られている。しかし、その「チョウザメ」という魚の正体について、多くの人が...
教養

かつてピンクは男の子の色?──「ピンク=女、青=男」の常識生んだ、アメリカ小売業の強かな戦略

出産祝いのベビー服、おもちゃのパッケージ、そしてトイレのマークに至るまで、現代社会の至る所に一つの強固なルールが存在している。「男の子は青、女の子はピンク」近年、ランドセルの多色化やジェンダーレス化の波によって少しずつ薄れつつあるものの、こ...
教養

5月18日は「18リットル缶(一斗缶)の日」──日米単位奇跡のシンクロと、リサイクル率99%底力

5月18日は「18リットル缶の日」である。業務用サイズの食用油や醤油、あるいは塗料やシンナーなどが入っている、あの大きな四角い金属製の缶。日本人であれば誰もが一度は目にしたことがあり、一般的には「一斗缶(いっとかん)」や「石油缶」の名で親し...