気象

人体

気温30度は“暑い”のに、水温30度はなぜ“冷たい”?──温度計には測れない“体感温度”と、熱伝導

夏の天気予報で「今日の最高気温は30度です」と聞けば、誰もが厳しい暑さを覚悟し、半袖やエアコンの準備をするだろう。しかし一方で、プールや海に出かけて「水温30度」の水に飛び込んだ瞬間、私たちの体はブルッと身震いし、「冷たい!」と感じるはずだ...
芸術

雨で中止になった花火はどこへいく?──“使い回し不可”の切実な理由と、廃棄される芸術の真実

夏の夜空を彩る花火大会。浴衣を着て会場に向かったものの、突然のゲリラ豪雨や雷雨に見舞われ、開始早々、あるいは開始前に「本日の花火大会は中止とさせていただきます」という無情なアナウンスを聞いた経験はないだろうか。過去には、東京の隅田川花火大会...
気象

都会の夜は、なぜ眠れないほど暑いの?──“ヒートアイランド現象”の原理と地球温暖化との違い

本格的な夏を迎え、気温が急上昇している。日中の厳しい暑さもさることながら、都会で暮らす人々を苦しめているのが「夜になっても気温が下がらない」という現象だ。郊外に出るとスッと涼しくなるのに、都心部では深夜でもムワッとした熱気が街を包み込んでい...
宇宙

太陽の爆発がカーナビを狂わす?──Xクラスフレアが地球にもたらす“影響”と、見えぬバリアの力

「太陽で大規模な爆発が発生。GPSや通信に乱れのおそれ」このようなニュースを聞いて、「スマホが使えなくなるのか?」「体に悪いのか?」と不安を感じた人は少なくないだろう。情報通信研究機構(NICT)の発表によると、日本時間の5日午前5時41分...
気象

なぜ夏至なのに暑さのピークではないのか?──海と太陽が織りなす“季節の遅れ”のメカニズム

間もなく、北半球では「夏至」を迎える(2026年は6月21日)。夏至とは、1年で最も太陽が高く昇り、昼の時間が最も長くなる日である。つまり、空から降り注ぐ太陽のエネルギーが年間で最大になる、まさに「太陽が本気を出す日」だ。しかし、ここで一つ...
気象

「酸性雨に濡れるとハゲる」は本当?──消えた環境問題の裏にある“人類の成功”と、新たな脅威

6月も中旬を過ぎ、日本列島は本格的な梅雨の季節を迎えている。雨の日が続く中、昭和から平成初期にかけて幼少期を過ごした世代の脳裏には、ある一つの恐ろしげな言葉がふとよぎるのではないだろうか。「酸性雨に濡れるとハゲるぞ」かつて連日のようにニュー...
気象

台風の風は強すぎて使えない?──風力発電のもったいない現実と、“羽根のない風車”の挑戦

台風が日本列島に接近し、テレビの画面越しに猛烈な風で木々がしなる映像が流れる時、ふとこんなことを考えたことはないだろうか。「これだけ強い風が吹いているのだから、風力発電はさぞかしフル稼働して、大量の電気を作っているのだろう」と。実は、台風の...
気象

なぜ「光るのに音がしない雷」がある?──“空気の爆発”と音が上空へ曲がる“温度のトリック”

夏の夕暮れ時、遠くの空でピカッと稲妻が光る。「雷が鳴るぞ」と身構えて耳を澄ませても、いつまで経ってもあの「ドーン」という轟音や「ゴロゴロ」という地響きが聞こえてこないことがある。「遠すぎるから聞こえないのだろう」と思うかもしれないが、理由は...
気象

大雨から命を守る「新しい防災気象情報」がスタート──“レベル4危険警報”で迷わず“避難”へ

「大雨警報が出ていますが、まだ特別警報じゃないから大丈夫だろう」台風やゲリラ豪雨のたびに、私たちはテレビ画面のテロップを見つめながら、避難すべきか否かの判断を先延ばしにしてこなかっただろうか。そして、その「様子見」の間に逃げ遅れ、悲惨な水害...
気象

エルニーニョでも「冷夏」の期待ゼロ──気象庁3か月予報が示す“40度超えの夏”と台風の脅威

2026年5月19日、気象庁から6月〜8月にかけての「夏の3か月予報」が発表された。結論から言えば、今年も我々は過酷な夏を覚悟しなければならない。沖縄から北海道まで、全国的に気温は「平年より高い」と予想されており、昨年まで3年連続で続いた記...