雑学

歴史

水死体をなぜ“土左衛門”と呼ぶ?──江戸っ子のブラックジョークが奪った、実在する力士の名誉

時代劇や古い小説などで、川や海に浮かぶ水死体を「土左衛門(どざえもん)」と呼ぶ場面を見聞きしたことがあるだろう。現代の日常会話で使われることは少なくなったが、日本人であれば「水死体=土左衛門」というニュアンスは知識として共有されている。しか...
海外

エッフェル塔は“嫌われ者”だった?──芸術家たちの猛反発とモーパッサンの“皮肉すぎる抵抗”

花の都パリ、そしてフランスを象徴する世界で最も有名な建造物「エッフェル塔」。毎年数百万人の観光客が訪れ、誰もがその美しいシルエットに魅了されるこの塔だが、実はその建設が「パリ市民に全く望まれていなかった」という事実をご存知だろうか。完成当時...
人体

気温30度は“暑い”のに、水温30度はなぜ“冷たい”?──温度計には測れない“体感温度”と、熱伝導

夏の天気予報で「今日の最高気温は30度です」と聞けば、誰もが厳しい暑さを覚悟し、半袖やエアコンの準備をするだろう。しかし一方で、プールや海に出かけて「水温30度」の水に飛び込んだ瞬間、私たちの体はブルッと身震いし、「冷たい!」と感じるはずだ...
芸術

雨で中止になった花火はどこへいく?──“使い回し不可”の切実な理由と、廃棄される芸術の真実

夏の夜空を彩る花火大会。浴衣を着て会場に向かったものの、突然のゲリラ豪雨や雷雨に見舞われ、開始早々、あるいは開始前に「本日の花火大会は中止とさせていただきます」という無情なアナウンスを聞いた経験はないだろうか。過去には、東京の隅田川花火大会...
教養

メロンのつるは、なぜ「T字」?──チョキンと切らない理由に秘めたエリートの証明と機能美

百貨店のフルーツ売り場や、贈答用の木箱に鎮座する高級メロン(マスクメロンなど)。その頭頂部には、必ずと言っていいほどアルファベットの「T」の字の形をしたつる(茎)が誇らしげに残されている。リンゴや梨、桃など、木になる果実を収穫する際は、実の...
グルメ

糸引く異臭の豆をなぜ食べた?──“腐敗”を乗り越えた先人の勇気と、偶然が生んだ納豆誕生

熱々のご飯に乗せられ、日本の朝の食卓に欠かせない存在である「納豆」。私たちは現代の科学知識によって、それが健康に良い「発酵食品」であることを知っている。しかし、一度歴史の針を巻き戻し、微生物や発酵という概念が存在しなかった時代の視点に立って...
科学

ヘリコプターのプロペラは扇風機の“弱”より遅い?──ゆっくり回る理由と、巨大な羽根の物理学

夏の必需品である扇風機と、空を飛ぶ巨大なヘリコプター。もし「この2つ、どちらのプロペラ(羽根)の方が速く回っているか?」と聞かれたら、多くの人は「絶対にヘリコプターだ」と答えるだろう。何トンもの重い機体を空中に持ち上げるのだから、目にも止ま...
企業

「カルピス」に秘められた僧侶の祈りと大草原の記憶──“醍醐味”追求した水玉模様の誕生秘話

夏の暑い日、グラスの中で氷と混ざり合う白濁した液体。「初恋の味」というキャッチコピーでおなじみのカルピスは、日本で初めての乳酸菌飲料として、100年以上にわたり私たちの喉を潤してきた。誰もが知っているあの水玉模様のパッケージと、「カルピス」...
雑学

そういえば「七夕」って何なの?──短冊の本来の目的と、“天の川”に隠された残酷な科学的真実

7月7日は「七夕(たなばた)」。笹の葉に願い事を書いた短冊を飾り、夜空を見上げて織姫と彦星の逢瀬(おうせ)に思いを馳せる、日本の夏の風物詩である。しかし、冷静に考えてみてほしい。「七」と「夕」という漢字を並べて、なぜ「たなばた」と読ませるの...
生活

「エリンギ」はなぜ急に食卓に現れた?──語感の奇跡と日本独自進化を遂げた“新参者”キノコ

スーパーの野菜売り場で、しいたけ、しめじ、えのき、まいたけといった定番キノコたちと堂々と肩を並べている「エリンギ」。しかし、30代以上の世代の中には、「自分が子どもの頃、実家の食卓にエリンギなんて出たことはなかった」「ある時期から急に現れた...