政治

政治

なぜ選挙は個室で名前を書く?──民主主義を救った“オーストラリア方式”と買収横行の黒歴史

選挙の投票所に行くと、そこには必ず「ついたて」で仕切られた個別の記載台が用意されている。私たちは誰の目も気にすることなく、自分一人だけの空間で候補者の名前を書き、二つ折りにして投票箱に投じる。この「誰が誰に投票したか分からない(無記名・秘密...
政治

「国家情報会議」設置法が成立──縦割り打破の改革と“監視社会化”防ぐ見えない防波堤の行方

2026年5月27日。日本の安全保障と情報管理のあり方を根本から作り変える法案が、参議院本会議にて自民党・日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。インテリジェンス(情報収集・分析)の新たな司令塔となる「国家情報会議」の設置法である。政府...
経済

【飲食料品】消費税ゼロ公約が「1%」に?──私たちの家計を左右する“レジ改修の壁”とは?

​長引く物価高に苦しむ私たちの家計。そんな中、政府から「飲食料品の消費税を1%にする」という有力案が飛び出してきた。​しかし、ここで一つの疑問が浮かぶ。「あれ?選挙のときは『消費税ゼロ(0%)』って約束してなかったっけ?」と。​結論から言え...
海外

「独立宣言」を牽制するトランプと「既に独立国」と返す台湾──言葉で世界大戦防ぐ防波堤

2026年5月16日、台湾外交部(外務省)が発した一つの声明が、世界の国際政治ウォッチャーの注目を集めた。「台湾は民主主義の独立主権国家であり、中華人民共和国に従属するものではない」これは、アメリカのトランプ大統領が台湾に対し「正式な独立宣...
政治

「日本として恥ずかしい」のは誰?──高市総理“レジ改修遅延”発言、複雑な税制と政治の不作為

「システムの問題はちょっと日本として恥ずかしいですね」2026年5月11日の参議院決算委員会で、高市総理が口にしたこの言葉が波紋を呼んでいる。現在、政府内で議論されている食料品などの消費税率引き下げ(減税)案。しかし、これに対してシステム会...
歴史

なぜ「憲法記念日」は5月3日で「公布」は11月3日?──GHQと政府の“上書き”と“妥協”の歴史

5月3日は「憲法記念日」である。ゴールデンウィークの連休を構成する重要な祝日として、私たちは毎年この日を当たり前のように享受している。しかし、なぜ憲法記念日は「5月3日」なのだろうか。実は日本国憲法には、「公布日(世間に発表された日)」と「...
教養

【昭和の日】3回名前を変えた「4月29日」の数奇な運命──祝日を使い回す日本人の適応力

ゴールデンウィークの幕開けを告げる「4月29日」。現在、この日は「昭和の日」として定着している。「激動の日々を経て復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いを致す日」。それが、国民の祝日に関する法律に定められた現代の「常識」である。しかし...
宇宙

アポロ計画以降、なぜ人類は月に行かず?──アルテミスⅡ打ち上げが示す米中·覇権争いの幕開け

2026年4月2日、アメリカ・フロリダ州から一つの宇宙船が打ち上げられた。NASAが主導する国際プロジェクト「アルテミス計画」の第2段階となる「アルテミス2号」である。4名の宇宙飛行士を乗せたこの宇宙船は、月面には着陸しないものの、月を周回...
政治

選挙の公約は守らなくても「詐欺罪」にならない?──法律の壁と有権者に残された本当の武器

選挙のたびに掲げられる華々しい公約(マニフェスト)。「税金を下げます」「手当を増やします」といった甘い言葉に期待して一票を投じたものの、当選後にそれが反故にされたとき、有権者が抱くのは「裏切られた」という怒りである。一般社会において、嘘をつ...
海外

なぜオーストラリアの投票率は90%を超える?──罰金だけじゃない“選挙が楽しい国”の仕組み

日本の国政選挙の投票率が50%前後で低迷し、特に若者の政治離れが深刻な課題となる中、地球の南半球に驚異的な数字を叩き出し続ける国がある。オーストラリアだ。彼らの国政選挙における投票率は常に90%を超える。なぜこれほどの差が生まれるのか。多く...