宇宙

教養

なぜ月は一年中見えるのに「お月見」は秋だけ?──“中秋の名月”が特別になった、本当の理由

秋風が吹き始めると、和菓子店には月見団子が並び、ファストフード店には「月見」を冠した期間限定メニューが溢れかえる。 ススキを飾り、夜空を見上げて満月を愛でる「お月見」。日本の秋を象徴する美しい風物詩である。しかし、冷静に空を見上げれば、月は...
宇宙

なぜ日本人初の宇宙飛行士は“テレビ局の記者”だった?──秋山豊寛さんが宇宙から伝えたコト

1990年12月2日。旧ソ連の宇宙船「ソユーズTM-11」が地球周回軌道へ入った。 日本中がテレビの前に釘付けとなり、日本人として初めて宇宙空間へ到達した歴史的英雄の、高邁なメッセージを待っていた。しかし、宇宙から届いた第一声は、拍子抜けす...
科学

なぜ旅客機は高度1万メートルを飛ぶ?──宇宙へ逃げない理由と空気が織りなす、究極の黄金地帯

「当機は、まもなく巡航高度に到達いたします」飛行機に乗っていると、離陸から十数分後に決まってこの機内アナウンスが流れる。窓の外には見渡す限りの青空が広がり、地上の風景ははるか下方に霞んでいる。現代のジェット旅客機が巡航する高度は、およそ9,...
宇宙

宇宙空間では“ゲップ”ができない!?──無重力が引き起こす、宇宙飛行士たちの知られざる地獄

​コーラや炭酸飲料を飲んだ後、あるいはご飯をお腹いっぱい食べた後。私たちは日常的に「ゲップ」をして、胃の中に溜まった余分なガスを逃がしている。​しかし、人類の夢である「宇宙空間」では、この当たり前の生理現象が“命がけのギャンブル”に変わるこ...
雑学

そういえば「七夕」って何なの?──短冊の本来の目的と、“天の川”に隠された残酷な科学的真実

7月7日は「七夕(たなばた)」。笹の葉に願い事を書いた短冊を飾り、夜空を見上げて織姫と彦星の逢瀬(おうせ)に思いを馳せる、日本の夏の風物詩である。しかし、冷静に考えてみてほしい。「七」と「夕」という漢字を並べて、なぜ「たなばた」と読ませるの...
宇宙

太陽の爆発がカーナビを狂わす?──Xクラスフレアが地球にもたらす“影響”と、見えぬバリアの力

「太陽で大規模な爆発が発生。GPSや通信に乱れのおそれ」このようなニュースを聞いて、「スマホが使えなくなるのか?」「体に悪いのか?」と不安を感じた人は少なくないだろう。情報通信研究機構(NICT)の発表によると、日本時間の5日午前5時41分...
オカルト

世界最大のUFOミステリー“ロズウェル事件”とは?──“空飛ぶ円盤”と“気球”に秘めた冷戦の真実

UFO(未確認飛行物体)に関する話題が出るとき、必ずと言っていいほど名前が挙がる事件がある。「ロズウェル事件」。1947年、アメリカ・ニューメキシコ州のロズウェル近郊の牧場に、不可解な物質の残骸が墜落したことから始まるこの事件は、その後約8...
宇宙

H3ロケット6号機が打ち上げ成功──補助ロケットなしで挑んだ半額への挑戦と、宇宙ビジネス

2026年6月12日午前9時53分。鹿児島県の種子島宇宙センターから、日本の次世代主力ロケット「H3」の6号機が青空に向けて打ち上げられた。ダミー衛星を搭載した2段目ロケットが高度500キロの予定軌道に投入されると、見守っていたJAXA(宇...
宇宙

宇宙で金属が触れると“永久合体”?──真空が引き起こす「コールドウェルディング」の恐怖

宇宙空間の過酷さといえば、無重力や強烈な放射線、極端な温度差が思い浮かぶだろう。しかし、宇宙探査の歴史において、エンジニアたちを最も震え上がらせてきた「見えない恐怖」がもう一つ存在する。「宇宙空間(真空)で同じ金属同士が触れ合うと、接着剤も...
宇宙

月には地球の酸素が届いている?──引力と分子が紡ぐ大気の存続と、月に酸素がない本当の理由

夜空を見上げると白く輝く月。人類が唯一降り立った地球外の天体でありながら、そこは空気がなく、宇宙服なしでは一瞬たりとも生きられない「死の世界」として知られている。「月にはなぜ酸素がないのか?」この素朴な疑問に対し、多くの人は「地球から遠く離...