芸術

芸術

本物が一枚もない大塚国際美術館は、なぜ人を魅了する?──“複製”を文化遺産に変えた陶板技術

徳島県鳴門市。そこには、日本最大級の常設展示スペースを誇る巨大な美術館が存在する。 館内を歩けば、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』や『最後の晩餐』、ゴッホの『ヒマワリ』、ピカソの『ゲルニカ』など、西洋美術史を彩る名画1000点余りが...
芸術

チュッパチャプスのロゴを描いたのはダリ?──世界的画家が菓子に残した、意外な“大衆的名作”

ぐにゃりと溶けた時計が並ぶ『記憶の固執』や、燃えるような脚を持つ象。 スペイン出身のサルバドール・ダリは、現実と夢の境界を壊すような作品で知られる、20世紀を代表するシュルレアリスムの巨匠である。彼の作品は世界中の美術館に収蔵され、オークシ...
芸術

水玉は“かわいい”ではなく恐怖への反撃?──97歳で逝った草間彌生が描き続けた“無限”の正体

2026年8月14日、日本の現代アートを世界的な高みへと引き上げた前衛芸術家、草間彌生さんが東京都内の病院で亡くなった。97歳だった。黄色いかぼちゃ、無数の水玉、鏡張りの小部屋。彼女の作品は、一見すると極めてポップで親しみやすく、ファッショ...
スポーツ

“りくりゅう”、氷上で交わした新たな誓い──7年間の軌跡と引退後「人生のペア」というゴール

2026年8月23日、日本のフィギュアスケート界、そして多くのスポーツファンに心温まるニュースが届いた。今年のミラノ・コルティナ冬季五輪で日本ペア史上初の金メダルを獲得し、その後現役を引退した「りくりゅう」こと三浦璃来(24)と木原龍一(3...
歴史

厳島神社の大鳥居は置いてあるだけ?──海底に埋まらない巨大な朱色と、神の島を守る7tの重石

海の中に堂々とそびえ立つ朱色の巨大なゲート。世界文化遺産であり、日本三景の一つにも数えられる広島県・宮島の「厳島神社」。そのシンボルである大鳥居は、満潮時にはまるで海に浮かんでいるかのような神秘的な姿を見せる。これほど巨大な建造物であれば、...
芸術

江戸時代の浮世絵に東京スカイツリー?──歌川国芳が残した予知夢と、歴史的ミステリーの正体

2012年に開業し、高さ634メートルを誇る世界一高い電波塔「東京スカイツリー」。今や東京タワーと並ぶ首都のシンボルであるが、近年、インターネット上である一枚の絵が大きな話題を呼んだ。それは、今から約200年前の江戸時代に描かれた浮世絵であ...
歴史

夜空に咲く花火は“娯楽”ではなかった?──最大級の花火大会に秘めた、慰霊と悪疫退散のルーツ

夏の風物詩、花火大会。河川敷に並ぶ屋台、色とりどりの浴衣、そして夜空いっぱいに咲く大輪の花。現代の我々にとって、花火大会は家族や恋人と楽しむための極上のエンターテインメントである。しかし、日本における花火大会の歴史の起源を辿ると、そこには意...
海外

エッフェル塔は“嫌われ者”だった?──芸術家たちの猛反発とモーパッサンの“皮肉すぎる抵抗”

花の都パリ、そしてフランスを象徴する世界で最も有名な建造物「エッフェル塔」。毎年数百万人の観光客が訪れ、誰もがその美しいシルエットに魅了されるこの塔だが、実はその建設が「パリ市民に全く望まれていなかった」という事実をご存知だろうか。完成当時...
芸術

雨で中止になった花火はどこへいく?──“使い回し不可”の切実な理由と、廃棄される芸術の真実

夏の夜空を彩る花火大会。浴衣を着て会場に向かったものの、突然のゲリラ豪雨や雷雨に見舞われ、開始早々、あるいは開始前に「本日の花火大会は中止とさせていただきます」という無情なアナウンスを聞いた経験はないだろうか。過去には、東京の隅田川花火大会...
哲学

​【追悼】美輪明宏さん老衰で死去──遺した“愛”という最強の武器と、91年の反戦と共生の闘い

​2026年6月20日午前9時30分、老衰のため91歳でこの世を去ったシャンソン歌手で俳優の美輪明宏(本名・丸山明宏)さん。その訃報は、日本中に大きな衝撃と深い悲しみをもたらしている。晩年はバラエティ番組などで圧倒的な神々しさを放ち、人々の...