グルメ

教養

メロンのつるは、なぜ「T字」?──チョキンと切らない理由に秘めたエリートの証明と機能美

百貨店のフルーツ売り場や、贈答用の木箱に鎮座する高級メロン(マスクメロンなど)。その頭頂部には、必ずと言っていいほどアルファベットの「T」の字の形をしたつる(茎)が誇らしげに残されている。リンゴや梨、桃など、木になる果実を収穫する際は、実の...
グルメ

糸引く異臭の豆をなぜ食べた?──“腐敗”を乗り越えた先人の勇気と、偶然が生んだ納豆誕生

熱々のご飯に乗せられ、日本の朝の食卓に欠かせない存在である「納豆」。私たちは現代の科学知識によって、それが健康に良い「発酵食品」であることを知っている。しかし、一度歴史の針を巻き戻し、微生物や発酵という概念が存在しなかった時代の視点に立って...
企業

「カルピス」に秘められた僧侶の祈りと大草原の記憶──“醍醐味”追求した水玉模様の誕生秘話

夏の暑い日、グラスの中で氷と混ざり合う白濁した液体。「初恋の味」というキャッチコピーでおなじみのカルピスは、日本で初めての乳酸菌飲料として、100年以上にわたり私たちの喉を潤してきた。誰もが知っているあの水玉模様のパッケージと、「カルピス」...
教養

ピーマン嫌いは“防衛本能”?──保育園の食育が実践、心理学と科学を駆使した“克服メカニズム”

「ピーマンを食べなさい!」日本の食卓で幾度となく繰り返されてきた、親と子どもの攻防戦。子どもが嫌いな野菜ランキングにおいて、常に不動のトップ層に君臨し続けるピーマンだが、なぜ彼らはあれほどまでに緑色の果実を嫌悪するのか。「好き嫌いをするワガ...
生活

「エリンギ」はなぜ急に食卓に現れた?──語感の奇跡と日本独自進化を遂げた“新参者”キノコ

スーパーの野菜売り場で、しいたけ、しめじ、えのき、まいたけといった定番キノコたちと堂々と肩を並べている「エリンギ」。しかし、30代以上の世代の中には、「自分が子どもの頃、実家の食卓にエリンギなんて出たことはなかった」「ある時期から急に現れた...
グルメ

甘い焼き菓子がなぜ「金融家(フィナンシェ)」?──パリの証券取引所が生んだ金の延べ棒

洋菓子店のショーケースに並ぶ、黄金色に輝くしっとりとした焼き菓子。マドレーヌと並んで日本でもすっかりおなじみとなった「フィナンシェ」だが、その優雅な味わいとは裏腹に、名前のルーツには強烈な“お金の匂い”が漂っていることをご存知だろうか。「フ...
グルメ

あなたが食べているのは本当にアイス?──パッケージ裏が暴く4つの分類とラクトアイスの正体

いよいよ本格的な夏を迎え、コンビニやスーパーのアイス用冷凍庫(ストッカー)の前で足を止める機会が増えてきた。バニラ、チョコレート、抹茶、そしてフルーツ系。色とりどりのパッケージを見つめながら、私たちは無意識に「今日はどのアイスにしようか」と...
グルメ

まるで“専門店の味”?──「ほうじ茶で作るカップそば」が劇的に美味くなる、3つの科学的理由

夜食や手軽なランチの定番である、カップそばやカップうどん。お湯を注ぐだけで完成する手軽さが最大の魅力だが、近年、SNSやインターネット上で「ある液体」を注ぐだけで、このインスタント食品が劇的に美味しくなるという裏技が話題を集めている。その液...
科学

スイカはなぜ果肉が真っ赤なのか?──縞模様と派手な配色にみる、植物の“したたかな繁殖作戦”

夏の風物詩として、私たちの食卓を彩るスイカ。外側は濃淡のある緑の縞模様、そして包丁を入れると現れる鮮烈な赤い果肉に、漆黒の種。当たり前のように親しんでいるが、自然界の植物としてこの「極端に派手なコントラスト」は異質である。なぜ、スイカはこれ...
グルメ

夕張メロンはなぜオレンジ色?──高級フルーツの代名詞にあった交配の歴史と栄養学の真実

初夏を迎え、スーパーや百貨店の青果売り場にはメロンが並び始める。メロンといえば、爽やかな「緑色」の果肉(青肉メロン)を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、贈答用の高級フルーツとして別格の存在感を放つ「夕張メロン」に包丁を入れると、そこには目...