グルメ

芸術

チュッパチャプスのロゴを描いたのはダリ?──世界的画家が菓子に残した、意外な“大衆的名作”

ぐにゃりと溶けた時計が並ぶ『記憶の固執』や、燃えるような脚を持つ象。 スペイン出身のサルバドール・ダリは、現実と夢の境界を壊すような作品で知られる、20世紀を代表するシュルレアリスムの巨匠である。彼の作品は世界中の美術館に収蔵され、オークシ...
グルメ

ゴーヤーは、なぜあんなに苦い?──毒の警報を人類が“うまい”へ、味覚と進化の“サバイバル史”

夏の食卓を彩るゴーヤーチャンプルー。沖縄料理の代表格として全国に定着したゴーヤー(ツルレイシ)だが、初めて口にした誰もが、その容赦のない苦味に驚愕した経験があるはずだ。人間にとって、甘みは「エネルギー(糖)」、旨味は「タンパク質」を意味し、...
グルメ

チキンラーメンは、なぜ麺に味が付いてる?──お湯だけで完成、世界初即席麺の完璧な設計思想

スーパーやコンビニの棚に並ぶ袋麺。その袋を開けると、大抵の製品には麺とともに「粉末スープ」や「液体スープ」の小袋が入っている。しかし、おなじみのひよこちゃんが描かれた『チキンラーメン』の袋には、茶色く味付けされた麺の塊が一つ入っているだけだ...
グルメ

8月24日は、なぜドレッシングの日?──語呂合わせではないカレンダーに隠された、掛け算の奇跡

8月24日。この日は、日本記念日協会に正式に登録されている「ドレッシングの日」である。「11月22日=いい夫婦の日」や「3月10日=ミントの日」など、日本の記念日の多くは語呂合わせでできている。しかし、「ドレッシング」をどう捻っても「824...
歴史

最初に酒を飲んだ人は誰?──腐った果実が“神の液体”になるまでと人類が酒にみた、見えない力

もしあなたが「アルコール」という概念が存在しない時代に生きていたとしたら、お酒を飲んで顔を真っ赤にし、千鳥足で歩き、泣いたり笑ったりしている人を見て、どう思うだろうか。水でも果汁でもない、少し刺激的な匂いのする液体。それを口にした者は、まる...
経済

『green cola』は『NOPE』のアンチテーゼ?──真逆の炭酸が同時に売れる、ギルティ消費の構造

2026年、コンビニやスーパーの炭酸飲料売り場に、あまりにも対照的なメッセージを掲げる二つの新商品が並んだ。一方は、アサヒ飲料が日本に導入したギリシャ発のブランド『green cola(グリーンコーラ)』。パッケージは鮮烈な緑色に包まれ、「...
グルメ

なぜ冷やし中華だけ“はじめました”と宣言?──町中華の生存戦略と、日本の夏を告げる開会宣言

夏が近づくと、町の中華料理店や定食屋の店先にヒラヒラと現れる一枚の貼り紙。「冷やし中華 はじめました」あまりにも見慣れた日本の夏の光景だが、よく考えてみると不思議ではないだろうか。カレー屋が「カレーはじめました」と宣言することはないし、同じ...
グルメ

カレーをフォークで食べると美味くなる?──スプーンが奪っていた“味覚”と、金沢カレーの常識

日本の国民食、カレーライス。それをお店で食べる時も、家で食べる時も、誰もが当然のように「スプーン」を使用する。サラサラとしたルーをご飯と一緒にすくい上げ、こぼさずに口へ運ぶには、底の深いスプーンが最も合理的だからだ。しかし、もしその「スプー...
人体

飲んだ後の〆のラーメンは意志の弱さではない?──肝臓のパニックと、脳が仕掛ける糖と塩の罠

飲み会の帰り道。お酒をたくさん飲み、おつまみも十分に食べたはずなのに、なぜか猛烈な空腹感に襲われる。「今日は真っ直ぐ帰ろう」と心に誓っていたにもかかわらず、ラーメン屋の看板や漂ってくる豚骨の香りに吸い寄せられ、気づけば食券を買っている……。...
科学

土用の丑の日に食べるウナギはオスばかり?──養殖場のストレスと、メスを育てる新技術の期待

土用の丑の日。甘辛いタレの香りに誘われ、奮発してウナギの蒲焼きを頬張る。しかし、そのお重に乗っているウナギが「オスなのか、メスなのか」を気にしたことがある人はどれくらいいるだろうか。現在、日本国内で流通しているウナギの99%以上は養殖もので...