グルメ

経済

土用の丑の日に“ウナギ”は、天才が仕掛けた?──平賀源内伝説の真偽と、江戸時代から続く名広告

日本の夏、うだるような暑さを乗り切るためのスタミナ食といえば「ウナギ」。そして、毎年ニュースになり、全国のスーパーやうなぎ店に客が殺到する日が「土用の丑(うし)の日」である。「土用の丑の日にはウナギを食べる」日本人であれば誰もが知るこの強固...
教養

焼肉の発祥は韓国って本当?──「肉を焼く」普遍性と日本の“焼肉”が独自進化した、歴史の真実

ジュージューと網の上で音を立てる肉、甘辛いタレの香り、そして白いご飯。日本の国民食としてすっかり定着している「焼肉」だが、そのルーツについて「韓国発祥だ」と思い込んでいる人は少なくない。しかし、この認識には「料理の起源」と「外食スタイル(料...
グルメ

なぜ和梨はシャリシャリで洋梨はトロトロ?──細胞レベルで異なる“奇跡の親戚”と、進化の歴史

スーパーの青果売り場で隣り合う、和梨と洋梨(ラ・フランスなど)。同じ「梨」という名前がついているにもかかわらず、かたや水分たっぷりでシャリシャリとした歯ごたえ、かたや芳醇な香りと共に舌の上でとろけるような滑らかな食感を持っている。見た目も味...
グルメ

パックごはんは、なぜ常温で腐らない?──保存料ゼロを可能にする2つの製法とレンジで蘇るα化

スーパーやコンビニに山積みされている「パックごはん」。電子レンジでたった2分温めるだけで、炊きたてのようなツヤと甘みのあるご飯が完成する。しかも、冷蔵庫ではなく「常温」で何ヶ月も保存ができる。あまりの便利さに、私たちはどこかでこう疑っていな...
教養

メロンのつるは、なぜ「T字」?──チョキンと切らない理由に秘めたエリートの証明と機能美

百貨店のフルーツ売り場や、贈答用の木箱に鎮座する高級メロン(マスクメロンなど)。その頭頂部には、必ずと言っていいほどアルファベットの「T」の字の形をしたつる(茎)が誇らしげに残されている。リンゴや梨、桃など、木になる果実を収穫する際は、実の...
グルメ

糸引く異臭の豆をなぜ食べた?──“腐敗”を乗り越えた先人の勇気と、偶然が生んだ納豆誕生

熱々のご飯に乗せられ、日本の朝の食卓に欠かせない存在である「納豆」。私たちは現代の科学知識によって、それが健康に良い「発酵食品」であることを知っている。しかし、一度歴史の針を巻き戻し、微生物や発酵という概念が存在しなかった時代の視点に立って...
企業

「カルピス」に秘められた僧侶の祈りと大草原の記憶──“醍醐味”追求した水玉模様の誕生秘話

夏の暑い日、グラスの中で氷と混ざり合う白濁した液体。「初恋の味」というキャッチコピーでおなじみのカルピスは、日本で初めての乳酸菌飲料として、100年以上にわたり私たちの喉を潤してきた。誰もが知っているあの水玉模様のパッケージと、「カルピス」...
心理

ピーマン嫌いは“防衛本能”?──保育園の食育が実践、心理学と科学を駆使した“克服メカニズム”

「ピーマンを食べなさい!」日本の食卓で幾度となく繰り返されてきた、親と子どもの攻防戦。子どもが嫌いな野菜ランキングにおいて、常に不動のトップ層に君臨し続けるピーマンだが、なぜ彼らはあれほどまでに緑色の果実を嫌悪するのか。「好き嫌いをするワガ...
生活

「エリンギ」はなぜ急に食卓に現れた?──語感の奇跡と日本独自進化を遂げた“新参者”キノコ

スーパーの野菜売り場で、しいたけ、しめじ、えのき、まいたけといった定番キノコたちと堂々と肩を並べている「エリンギ」。しかし、30代以上の世代の中には、「自分が子どもの頃、実家の食卓にエリンギなんて出たことはなかった」「ある時期から急に現れた...
グルメ

甘い焼き菓子がなぜ「金融家(フィナンシェ)」?──パリの証券取引所が生んだ金の延べ棒

洋菓子店のショーケースに並ぶ、黄金色に輝くしっとりとした焼き菓子。マドレーヌと並んで日本でもすっかりおなじみとなった「フィナンシェ」だが、その優雅な味わいとは裏腹に、名前のルーツには強烈な“お金の匂い”が漂っていることをご存知だろうか。「フ...