また『ぽかぽか』から、コンプライアンス違反の逮捕者が──。
フジテレビの昼のバラエティ番組『ぽかぽか』に関わっていた総合演出・鈴木善貴容疑者(44)が、オンラインカジノで常習賭博を行った疑いで警視庁に逮捕された。
同番組では、つい先日も水曜レギュラーだった山本賢太アナウンサーのオンラインカジノ問題が発覚したばかり。
同一番組から続く「賭博問題」──偶然か、それとも構造的な問題か。
関係者証言やこれまでの経緯をもとに、“ぽかぽか”現場の実態に迫る。
■ またも“ぽかぽか”関係者が賭博問題
フジテレビの昼のバラエティ番組『ぽかぽか』を巡り、再びオンラインカジノ問題が噴出した。
警視庁は6月23日、同番組の総合演出を担当していたフジテレビ社員・鈴木善貴容疑者(44)を常習賭博の疑いで逮捕した。
容疑は、海外運営のオンラインカジノサイトにスマホ等でアクセスし、国内から違法に賭博を繰り返していたというもの。

「“ぽかぽか”って陽だまりの番組名なのに…現場は真っ黒だブー…」
■ 社内調査では「2022年でやめた」…だが現実は?
今年5月、フジテレビは社内調査の結果、社員2人がオンラインカジノでの賭博行為を認め「戒告処分」にしていた。
鈴木容疑者もこの内の1人とされ、本人は「2022年でやめた」と説明。
しかし警視庁の捜査により、今年に入ってからもスマホからアクセスし賭博を継続していたことが発覚。
さらに、別の社員から借金をしてまで賭け金を用意していた実態も浮かび上がった。
■ 「ぽかぽか」では今月も…山本賢太アナのオンラインカジノ問題
今回の逮捕劇により、“ぽかぽか発”のオンラインカジノ問題は2件目となる。
- 6月11日、番組水曜レギュラーだった山本賢太アナウンサー(27)も、過去のオンラインカジノ利用を認め謝罪
- 番組・本人とも「不適切行為」と位置付け、公式発表
- 鈴木容疑者は、その演出責任者として番組全体を統括する立場にあった
つまり、山本アナが起こした問題の裏でも、鈴木容疑者自身、同様の賭博行為をしていたことになる。
今回の一連の流れから浮かぶ構造は次の通り。
- 同一番組から、演者・制作両方で違法行為者が発生
- 社内調査と現実が食い違っていた
- 賭博資金が社内の“借金”に頼っていた状況
- 番組制作現場がコンプラ軽視の空気に包まれていた可能性

「“ぽかぽか”な現場が、コンプラ的には“ヒヤヒヤ”だったブー…」
■ 今後の焦点とフジテレビの責任
- フジテレビとして、社内調査の甘さをどう検証するか
- 『ぽかぽか』というブランドイメージの維持は可能か
- 山本アナに続き、番組の制作責任者まで逮捕という事実の重さ
- メディア企業としての再発防止策と説明責任
今回の事件は、単なる個人の問題に留まらず、組織文化や内部統制の脆弱さをも浮き彫りにした。

「番組名の“陽気さ”と、裏の暗闇のギャップが…怖いブー…」
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