フジテレビの昼の顔『ぽかぽか』が、「秋で終了」「いや継続」と情報が錯綜している。
視聴率低迷、港浩一前社長の肝いり企画、さらには番組関係者の相次ぐオンラインカジノ問題。
“負の連鎖”に飲み込まれたこの番組は、なぜなお生き残っているのか。
その裏には、フジテレビの深刻な事情と、見えない綱渡りの戦略があった。
第1章:「港社長の肝いり」だった宿命──数字は低迷、救いはなかった?
『ぽかぽか』は2023年1月、港浩一前社長の号令のもとスタート。
しかし視聴率は1〜2%台を低迷。
他局の同時間帯番組に劣る中、辛うじてテレ東には勝っているものの、キー局最下位が定位置となっている。
元々、港前社長は「お前に昼の番組を任せる」と直接鈴木善貴被告(※総合演出→オンラインカジノ賭博で懲戒解雇)に命じたとされる。
「肝いりだからしばらくは安泰」と言われたのも過去の話。
そこに追い打ちをかけたのが、
- 鈴木被告の逮捕・起訴
- 山本賢太元アナの略式起訴
「ぽかぽか」発の不祥事が2人も。
局内では「もう終了もやむなし」の空気が漂ったのは必然だった。
第2章:続投は“積極的な選択”ではなかった──フジテレビの台所事情
ではなぜ、それでも『ぽかぽか』は続くのか。
その答えはシンプルだ。
「終わらせる余裕がない」──。
帯番組は半年以上の準備が必須。
しかもフジは中居正広氏の件もあり、スポンサー離れ・CM自粛の影響で制作費に余裕がない。
広告代理店関係者は言う。
「実はこの春の編成資料でも『ぽかぽか』の継続は既定路線。代わりの番組をゼロから作るには体力が足りないんです。」
加えて、港浩一氏の退陣で後ろ盾も消失。
「数字が悪い」「不祥事で傷んだ」番組を刷新したいが、
「金がない」「時間がない」「人もいない」。
継続は最良ではなく、“最悪の中の最善”。
第3章:「来春終了」説も浮上──フジ再起動へのカギは
しかし、フジテレビに変化の兆しがある。
- 7月から大和ハウス・サントリーがCM再開
- 10月期ドラマで人気俳優の出演が続々決定
スポンサーが戻りつつあり、再び資金が回り始めている。
ならば、もう一度「お昼の顔」を変えるチャンスは──
「来春の改編で終了する可能性が濃厚」(代理店関係者)
それまでの“繋ぎ”として『ぽかぽか』は存続。
だが、フジとしても「ぽかぽか終了→新番組スタート」こそが、本当のコンプラ再出発のアピールとなる。
まとめ:負の遺産か、再生の狼煙か
- 『ぽかぽか』は港浩一氏の遺産
- 視聴率低迷・不祥事で局内では終了論強まる
- だが今は「終わらせる余裕がない」から存続
- 来春に“負の遺産一掃”で本格リセットの可能性
あなたは『ぽかぽか』継続と終了、どちらがフジの再生に必要だと思いますか?

「来春、フジの昼に新しい“春”は来るのかブー!」
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