【驚異】納豆1パックに“1150億個”──納豆菌のパワーと、その正体に迫る

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納豆をかき混ぜると、糸を引いてネバネバと独特の香り。
あの独自の存在感を放つ発酵食品「納豆」。

しかし、あの小さなパックの中に一体どれほどの菌が詰まっているのか
想像したことがあるだろうか──。

その数、なんと1150億個。
納豆菌の驚異的な生命力と健康パワーを、科学的に紐解いていく。


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第1章:納豆菌とは何者なのか──“枯草菌”の正体

納豆菌の正体は「枯草菌(こそうきん)」という細菌。 自然界では、稲のわらなどに多く付着し、その数はわら1本に約1000万個と言われる。

POINT

江戸時代から食文化に定着した納豆だが、元々はわらにくるんで自然発酵させるものだった。
わらの中に潜んでいた納豆菌が、大豆に移り発酵させた──偶然の産物なのだ。

現在では、培養された納豆菌が使用されるが、その発酵パワーは変わらない。


第2章:1パックに含まれる菌の数、まさかの“天文学的数字”

広島県の健康福祉局が行った実験によれば、
納豆1gあたりに約23億個の納豆菌が確認された。

一般的な納豆パック(50g)に換算すると──
23億 × 50g = 1150億個
つまり、納豆1パックを食べるごとに1150億もの納豆菌を体に取り込んでいる計算になる。

POINT

地球人口約80億人の約14倍が1パックの中にいる…
そう考えると、納豆が「生きた菌の宝庫」であることが実感できる。

ブクブー
ブクブー

「納豆パックの中は、まさに“小さな宇宙”だブー!」


第3章:そんなに食べて大丈夫?──納豆菌の働きと効果

納豆菌は腸内に到達すると、善玉菌をサポートする働きを見せる。

具体的な健康効果
  • 整腸作用:腸内環境を整え、便通改善
  • 免疫力アップ:腸のバリア機能を助ける
  • 血栓予防:納豆に含まれるナットウキナーゼが血栓を溶かす

しかも納豆菌は、酸や熱に強く、生きたまま腸に届く力を持つ。
つまり、摂れば摂るほど腸内で良い働きをしてくれる「強靭な善玉菌」なのだ。


まとめ:納豆菌は「菌のチャンピオン」

  • 納豆1パック=1150億個の納豆菌
  • 腸内環境・免疫・血液サラサラ効果に期待
  • 納豆菌は超タフで、腸まで届く頼れる存在

納豆はただの「健康にいい食品」ではなく、
“食べる生きたサプリメント”だったのだ。

明日の朝ごはんから、納豆を“もっと誇らしく”食べてみてはいかがだろうか。



補足:納豆菌とナットウキナーゼの違い

NEWS OFFでは以前、「ホカホカご飯でナットウキナーゼが死滅する」とお伝えした。しかし、納豆菌は熱に強いという。
ここで、あらためて納豆の二大パワー成分の違いについて解説していく。


■ 納豆菌とは?

  • 枯草菌の一種(バチルス・サブチルス)
  • 菌そのものが生きていて、腸まで届くことで腸内環境を整える
  • 熱や酸に強く、100℃以上の高温でも死滅しにくい
  • 腸内に届いても活発に増殖し、善玉菌をサポート
POINT

納豆菌は「生きた菌」自体が主役なので、熱々のご飯にかけても菌自体は比較的生き残りやすい


■ ナットウキナーゼとは?

  • 納豆菌が発酵の過程で作り出す“酵素”
  • 主な働き:血栓溶解作用(血管の詰まり予防など)
  • 熱に非常に弱い(50℃〜70℃程度で失活)
  • 酵素なので「生き物」ではなく、熱に弱いタンパク質
POINT

ナットウキナーゼは酵素=タンパク質なので、加熱により変性し、効果を失う
つまり、ホカホカご飯に乗せたり、調理に使うと効果が減ってしまう。


■ まとめ:納豆菌とナットウキナーゼの違い

項目納豆菌ナットウキナーゼ
正体生きた菌(枯草菌)酵素(タンパク質)
熱への耐性強い(100℃でも生存)弱い(50℃〜70℃で失活)
主な効果整腸作用・免疫サポート血栓溶解・血液サラサラ
加熱の影響問題なし効果減少
POINT
  • 腸活重視なら:熱々でもOK
  • 血液サラサラ狙いなら:ご飯は少し冷ましてからが◎
ブクブー
ブクブー

「納豆、冷ましてからがナットウキナーゼの本領発揮だブー!」

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