経済

企業

キャラメルは「禁煙用」だった?──森永創業者が仕掛けた大正時代の“大人向け高級菓子”戦略

スーパーやコンビニで必ず見かける、黄色い箱の「森永ミルクキャラメル」。今でこそ子供から大人まで親しまれる国民的お菓子だが、明治・大正期に日本に上陸した当初は、全く売れない「謎の西洋菓子」に過ぎなかった。日本人の味覚に合わず、高温多湿な気候で...
経済

【物価高】なぜ「値下げ」のニュースは流れない?──経済学が証明する“ロケットと羽”の法則

3月に入り、今月もまた食品や日用品の「値上げラッシュ」が報じられている。「原油価格が高騰したため」「小麦粉の価格が上がったため」。値上げの際、企業は必ずもっともらしい理由を添えて発表を行う。ならば、それらの価格が落ち着いた時、価格を元に戻す...
経済

2月は「28日しかないのに家賃が同じ」は詐欺か?──泊数計算のホテルとは違う“家賃”の正体

2月28日。2月最後の日。カレンダーを見て、ふと湧き上がる「理不尽な怒り」を覚えている方も多いのではないだろうか。「今月は28日しかないのに、なぜ家賃は31日ある月と同額なのか?」ホテルなら2、3泊分安くなるはずなのに、なぜ賃貸は安くならな...
経済

家電とかの「オープン価格」ってなに?──導入の裏にある、安売り競争と“二重価格”の欺瞞

家電量販店のチラシやカタログを見た時、価格欄に「オープン価格」と書かれており、その商品がいったいいくらなのか見当がつかずに困惑した経験はないだろうか。かつての商品は、メーカーが決めた「希望小売価格(定価)」が表示されているのが当たり前だった...
科学

“切れない電球”は可能?──100年の点灯記録と“闇のカルテル”、そしてLEDが抱える寿命の正体

「電球メーカーは、買い替え需要を作るためにわざと切れやすく作っている」まことしやかに囁かれるこの噂は、単なる都市伝説ではない。かつて歴史の裏側で実際に結ばれた「闇の協定」が存在したからだ。しかし、技術が進歩した現代においても「一生切れない電...
お店

「まいばすけっと」の看板はなぜダサい?──天下のイオンがあえて“創英角POP体”を使う理由

首都圏の住宅街を歩けば、必ずと言っていいほど目にする緑色の看板、「まいばすけっと」。その看板を見上げたとき、デザインに詳しい人間ほどある種の違和感、あるいは居心地の悪さを覚えるかもしれない。使われているフォントが、あの『創英角POP体』(に...
経済

消費税を払ってるのは「あなた」ではない?──法条文が示す“納税義務”の真実と価格形成の逆説

コンビニで108円のおにぎりを買うとき、我々は無意識にこう計算している。「100円が商品の代金で、8円は国に納める税金だ」と。レシートには「内消費税 8円」と印字され、メディアでは「消費者が負担し、事業者が納付する」と説明される。この認識は...
経済

なぜカルビー「クリスプ」は筒を捨てたのか?──「高級感」よりも「現実」を選んだ生存戦略

スーパーのスナック菓子売り場を歩いていて、「あれ?」と足を止めたことはないだろうか。カルビーが販売する成形ポテトチップス「クリスプ」。かつてはプリングルズやチップスターと同じく、整然とした円筒形の容器(キャニスター)に入って棚に鎮座していた...
テレビ

さらば、崖の上の犯人たち──「2時間サスペンス」が地上波から消滅した経済的·社会的な必然

かつて、日本の夜には「殺人事件」と「崖」が溢れていた。日本テレビの『火曜サスペンス劇場』、テレビ朝日の『土曜ワイド劇場』、TBSの『月曜ドラマスペシャル』に、フジテレビの『金曜エンタテイメント』。これらは単なるミステリー番組の枠を超え、地方...
企業

さらば、ロッテリア──なぜエビバーガーの“元祖”は54年で「ゼッテリア」に“転換”されるのか

2026年1月21日、日本の外食産業における歴史的な転換点が公表された。ゼンショーホールディングスは傘下のハンバーガーチェーン「ロッテリア」の全店舗を、同年3月末をもって新ブランド「ゼッテリア」へと完全に転換し、半世紀以上にわたり親しまれて...