大相撲の名物といえば──
塩を豪快に放り投げる、あの神聖な“儀式”だ。
しかし、あの塩。
いったい1日で何キロ使われているのか?
まかれている塩の“銘柄”は?
私たちが何気なく見ているそのシーンには、驚きの量と、意外なブランドの存在があった。
第1章:「塩まき」はただのパフォーマンスではなかった!
相撲といえば、取り組み前に力士が塩を土俵に豪快に撒く光景が名物。
しかしこれ、単なるパフォーマンスではない。
塩には「清め」の意味が込められている。
昔、相撲は豊作を願う“神事”だった
↓
土俵は神聖な場
↓
邪気を払うために塩を撒くようになった
──というのが、その由来だ。
つまり、塩まきは「清めの儀式」であり、歴史的背景のある神聖な行為だった。
第2章:1場所で使われる塩はなんと〇〇kg!
では実際に、どれほどの塩が使われているのだろうか?
1場所(15日間)で約520kg
→ 1日あたり 約35kg
→ 力士1人あたり 約500g
──というのが、目安だという。
- ご家庭の1kg入りの塩袋=約2袋分を1日で撒いてる
- 500g=おにぎり塩の約100回分
つまり、あの一瞬の動作に、意外なまでの“本気”と“物量”が詰まっているのだ。

「思ったよりガチな量だブー!力士の手もでっかいけど、塩のスケールもレベチだブー!」
第3章:あの塩、実は“伯方の塩”なんです!
驚きはまだ終わらない。
実は土俵に撒かれている塩の多くは──
CMでもおなじみの「伯方の塩」
1987年5月の東京場所から、
しっとりとした質感が土俵に適しているという理由で、
「伯方の塩」が採用されたのだという。
現在では東京場所・名古屋場所で使用中。
相撲ファンだけでなく、“塩ファン”にもアツいニュースだ。
第4章:「土俵を見る目が変わる」──塩に注目する楽しみ方
これまで「塩まき」は“雰囲気”で眺めていた人も多いはず。
だが、あの塩にまつわる背景を知った今──
相撲の見方はちょっとだけ変わるかもしれない。
- 誰がどれくらい塩を豪快に撒くか?
- 撒く動作にどんな流派(個性)があるか?
- 土俵がどのくらい白くなるか?
新しい“相撲の楽しみ方”が、塩粒の間から見えてくる。

「推し力士の“塩フォーム”チェックするのも楽しいブー!」
終章:白い塩に込められた、相撲の精神と伝統
たかが塩。されど塩。
そこには神聖さと、伝統の積み重ね、そして名ブランドの力が詰まっていた。
- 1日35kgも撒かれている「清めの塩」
- “伯方の塩”が選ばれた理由
- 塩まきがただのルーティンではないという事実
それらを知ったとき、土俵の一瞬一瞬が、より尊く、意味深く感じられる。
次に相撲を見るときは、力士の塩さばきにも注目してみよう。
あなたの中の「塩目線」が、きっと覚醒するはずだ。
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