開封して数日後のポテトチップス──それはもう、悲しい存在である。
あの軽快なパリッという音は消え、噛むと「くにゃっ」と折れる。
味は残っていても、あの“食感”がなければ、ポテチではない。
でも、諦めるのはまだ早い。
実は、誰でも簡単にできる“サクサク復活術”があるのだ。
第1章:湿気の敵は「空気」ではない──真犯人は“湿度”だった!
多くの人は、
「袋の口をしっかり閉じなかったから湿気ったんだ…」
と思いがちだが、それは半分正解で半分不正解。
実は湿気の主因は、空気そのものではなく空気中の“湿度”にある。
ポテトチップスが湿気るのは、油分を含んだ表面が空気中の水分を吸着するため。
つまり、梅雨や夏のジメジメした時期は特に湿気やすいというわけだ。
第2章:「冷蔵庫で復活」の意外なメカニズム
さて本題。湿気たポテチをどうするか。
その答えは意外にも…
「冷蔵庫に入れるだけ」
「え?冷やすと逆に湿気を吸いそう」と思うかもしれない。
しかし冷蔵庫内は湿度が低く、空気が乾燥している環境。
しばらく冷蔵庫に入れておくだけで、
表面の余計な水分が飛び、サクッと感がある程度復活するのだ。
- 湿気たポテチを袋ごと密閉(ジップロック等でも可)
- 1時間以上冷蔵庫に入れる
- 食べる直前に常温に戻しておく(※口の中で油が馴染みやすくなる)
※水分が多すぎる場合はオーブントースターの使用も検討を。
第3章:これはポテチだけにあらず──他のお菓子にも応用可能!
この裏ワザ、何もポテトチップスだけの話ではない。
スナック菓子・せんべい・クッキーなど、多くの“乾き系お菓子”に応用できる。
湿気る→冷蔵庫で水分飛ばす→サクサク復活
この流れを覚えておくだけで、お菓子のロスがグッと減る。
第4章:裏ワザに頼らないために──湿気させない保管の基本
復活させる前に、そもそも湿気らせない工夫も大切だ。
以下のような保管方法がおすすめ↓
- 食べかけは袋の空気を抜いてから輪ゴムで密閉
- 乾燥剤を一緒に入れておく
- 冷蔵庫で保管する場合はしっかり密閉+におい移り注意!
そしてなにより、開封したら「全部食べちゃう」のが最強の対策かもしれない。

「“おいしい”って思った瞬間に全部食べる!それが一番正直だブー」
まとめ:サクサクは“取り戻せる”──ちょっとした知恵が食感を救う
ポテチのサクサクは、永遠ではない。
でも、ちょっとした工夫で“もう一度”味わうことができる。
雨続きで気が滅入りがちなこの季節、
冷蔵庫でお菓子が“しゃん”とするだけで、ちょっと気持ちも上向くはず。
食感は口の中だけでなく、気分にも効く。
湿気と闘うおやつタイムに、この裏ワザ、ぜひお試しあれ。
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