「お口、クチュクチュ、モンダミン♪」
このフレーズを聞いて、井森美幸さんの笑顔が浮かぶ人、多いはず。
それくらい長いあいだ、モンダミンと井森さんは“セット”でした。
しかしこの秋、そんな“当たり前”が静かに終わりました。
CMキャストの交代、38年ぶりのフルリニューアル。
新たな時代の幕開けに、多くの人が戸惑い、そして少しだけさみしさを覚えています。
そんな中、SNSで話題になったのは、企業からの“ある縦読みメッセージ”。
そこには、言葉では言い尽くせないほどの「ありがとう」が込められていました──。
第1章:「あれ……モンダミンに井森さん、いない……?」
テレビをぼんやり見ていたある日、ふと気づいてしまった。
「……あれ? モンダミンのCMに井森美幸さんが出てない……?」
ちょっとした違和感。
だけど、それがじわじわ効いてくる。
だってあのCMといえば──
お口、クチュクチュ、モンダミン♪
このメロディと井森さんの笑顔が、日常の一コマだったから。
SNSでもすぐにざわつき始めました。
「えっ!? 井森さんいない!?」
「モンダミンは井森美幸さんのイメージで定着してたのに…」
「時代がひとつ、終わった気がする」
そうなんです。
気づけば、30年近くも続いていた“当たり前”が、いつの間にか終わっていたんです。
第2章:モンダミン、38年ぶりのフルリニューアル
今回の出来事は、ただのCM交代ではありません。
実はモンダミン自体が、発売から38年ぶりの“フルリニューアル”を迎えたんです。
発売元のアース製薬によれば、新たなテーマは「お口年齢ケア」。
味や刺激の選択肢も増え、清涼感もさらにパワーアップ。
ターゲットは、今の若い世代にも広げていく方向。
その一環として、
イメージキャラクターも一新。
新CMには──
- 俳優の小栗旬さん
- 女優の畑芽育さん
- ダンス&ボーカルグループDa-iCE
という、まさに今をときめくメンバーたちが登場しています。
これからの時代を見据えたリブランディング。
でもその分、やっぱり寂しさもあるんですよね。
第3章:公式からの“縦読みメッセージ”にグッときた
そんななか、ちょっと泣ける投稿がSNSで話題になりました。
アース製薬の公式X(旧Twitter)が投稿した一枚の画像。
ぱっと見は普通のリニューアル告知ですが──
よーく見ると、ある“仕掛け”が。
なんと、各行の頭文字を縦に読むと……
いもリさん長い間アりがとう
「えっ……うそ、粋すぎない?」
「泣いた」
「これこそ企業の愛だわ」
と、SNSは瞬時にジーンとした空気に包まれました。

「縦読みに愛、詰めすぎだブー……」
第4章:いつも“クチュクチュ”してくれてた井森さん
思えば、モンダミンが今のポジションを築いた背景には、
井森美幸さんの存在がとても大きかった。
- 「口臭予防」だけじゃなく、「お口の健康」を当たり前にした
- 家庭の洗面所に“常備される”習慣をつくった
- 明るく、清潔感があって、好感度も抜群だった
モンダミンが“どこか懐かしくて安心する存在”だったのは、
井森さんのにじみ出る「親しみやすさ」があったからだと思います。
だから今回の交代も、
「終わった」じゃなくて「バトンを渡した」って捉えたくなります。
第5章:「変わっていく」けど、「消えないもの」もある
たしかにCMの顔ぶれは変わりました。
でもあのフレーズ──
♪ お口、クチュクチュ、モンダミン♪
は今も、変わらずテレビから流れてきます。
そして聞こえてくるたび、自然と井森さんの笑顔が思い浮かぶ──
それが“身体に染みついた記憶”ってやつかもしれません。
モンダミンの新しいチャレンジを応援しながらも、
私たちはあの30年を、どこかでちゃんと覚えている。
そして、
「いもリさん、ありがとう」
その言葉を、こっそり口にしてみたくなるんです。
- 38年ぶりのブランド刷新は、新世代への橋渡し
- CM交代も“愛ある見送り”としてSNSに温かさが広がった
- 「縦読み」という手法が、企業の感謝と遊び心を同時に表現
- そして何より──「あの笑顔」の記憶は、ちゃんと残ってる

「“終わり”じゃなくて、“ありがとう”が言える交代劇って素敵だブー」
「リニューアルしたって、お口の中の思い出は変わらないブー♪」
新しいCMを見て、「なんか違うな」と思ったあなたへ。
それって、ずっと井森さんと一緒に“クチュクチュ”してた証かもしれません。
いもリさん、長い間ありがとう。
そして今日も明日も、いい口で笑おう。
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