「素人はSNSをやるな」──そのひと言が、想像以上に火をつけた。
お笑いコンビ・チョコレートプラネットの松尾駿が発したこの極端な発言は、SNS上で“上から目線”と受け取られ、瞬く間に炎上。
切り抜かれ、拡散され、批判の渦の中で「言葉の重み」と「芸人の表現力」が問われる事態に発展した。
騒動から1週間、コンビ2人は頭を丸めてYouTubeで謝罪。
しかしそこで見えたのは、ただの「お詫び」ではない──
“芸人としての自省”と、“SNS時代の宿命”を背負った姿だった。
極端な言葉が笑いにならず、誤解を招き、誹謗と怒りを呼び寄せる。
そして謝罪の最後に“禊”として登場したのは、まさかのバリカン──
本稿では、チョコプラの「言葉」と「丸刈り」の意味を、今という時代の鏡として読み解いていく。

「髪を刈るより、言葉を研ぐ方がむずかしい時代だブー…」
■ 発端──「素人はSNSをやるな」から広がった波紋
きっかけは、アインシュタイン稲田直樹さんのSNSアカウントが不正ログインされた事件。
その話題の中で、チョコプラ松尾駿さんが語ったひと言──
「素人はSNSをやるな」
この断片的なフレーズが切り抜かれ、拡散され、瞬く間に炎上。
匿名空間の声は「上から目線すぎる」「芸人だから何を言っても許されると思っているのか」と批判に傾いた。
■ 松尾の“極端な言い方”と真意
謝罪動画で松尾さんは深く頭を下げ、こう語った。
- 「不快な思いをされた方に申し訳ございません」
- 「誹謗中傷するくらいならSNSやるな、という極端な言い方をしてしまった」
- 「芸人として面白く言う力が足りなかった」
つまり、「素人」という言葉に込めたのは侮蔑ではなく、
「誹謗中傷するくらいならSNSなんてやらない方がいい」という、強すぎる表現だった。

「言葉は“ボケ”のつもりでも、切り取られたら“暴言”に見えるブー…」
■ 長田の“共犯意識”と動画削除
横で聞いていた長田庄平さんも「むちゃくちゃ言ってんなとは思った」と吐露。
ただ、当初は“芸人の大げさな発言”として流れるだろうと見ていた。
しかし稲田さんの名前が入っていることから「悪目立ち」を避けるため、動画は削除。
謝罪動画で長田さんは「松尾の言葉は僕の言葉でもある」と連帯責任を強調した。

「“相方の言葉は、自分の言葉でもある”って…長年のコンビじゃなきゃ出てこない一言だブー…」
■ 禊のバリカン──芸人にとっての“丸刈り”
謝罪の最後に突如登場したのが、バリカン。
長田さんが「初心に帰る」「気持ちを引き締める」ために自らの頭を丸刈りに。
続けて松尾さんも頭を刈ったが、もともと坊主に近い髪型だったため「ただの散髪」と話題に。
SNSではこんな声が飛び交った。
- 「長田の方がダメージ大きすぎて笑う」
- 「松尾は坊主だから禊感ゼロ」
- 「結局コンビ揃ってネタにしてるのがチョコプラらしい」

「謝罪も芸人流にすれば“舞台”になるんだブー!」
■ 謝罪と笑い、その間にある芸人の宿命
今回の一件は、芸人の「大げさな言葉」が炎上リスクを孕む時代を改めて浮き彫りにした。
同時に、最後の“丸刈り禊”に象徴されるように、謝罪すら「ネタ化」してしまうのも芸人の宿命。
- 芸人の言葉は笑いを狙って大きくなる
- しかし切り取られれば暴言になる
- 最後は芸人らしく、自らを笑いの舞台に置く
この構造が今回の「素人発言炎上劇」の本質だった。
■ まとめ──「芸人の言葉」と「SNS社会」のズレ
- 松尾の発言は“誹謗中傷への怒り”が真意だった
- ただ「素人」という表現が傲慢に響き、炎上を招いた
- 謝罪は誠実に、最後はコンビ揃って“笑い”に昇華
- 芸人と言葉、SNS社会の摩擦は今後も続く

「松尾は坊主でも変わらんけど、長田はガチだったブー……!愛だブー…!」
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