旅の準備で、つい“あれもこれも”と荷物が増えてしまう。
洗濯ロープにガムテープ、読みかけの本、ノートPC、トイレットペーパー──
使うか分からないけれど、「あったら便利そう」でカバンに入れてしまう人は少なくない。
一方で「スマホと着替えさえあればいい」という割り切り派も。
荷物の軽さは、気持ちの軽さ。
それでも捨てきれない“もしも”への備え──
その狭間で揺れる、旅行者たちのリアルを覗いてみた。
■ 旅行に出るとき、なぜ荷物は重くなるのか?
旅行の準備でよくある悩み──「何を持っていくべきか」ではなく、「何を持って行かなくていいか」である。
「もしものときの備え」「一応持っておこう」「万全を期したい」──これらの心理がカバンをパンパンにする。
たった数泊の旅行なのに、まるで無人島に漂流するかのような荷物量。果たして、何をどこまで“想定”すべきなのか。
いらなかった持ち物ランキングでよく登場するのは以下のような品々だ。
重装備を減らすことは、合理性よりも心理的ハードルの問題かもしれない。
■ ガムテープ、紐、トイレットペーパー──それ本当に使った?
旅行準備でしばしば挙がる「何かと便利三種の神器」といえば、
ガムテープ・紐・トイレットペーパー
たしかに応用力は高い。洗濯物を干す、靴の修理、予期せぬトラブルへの備え──しかし実際のところ、それらを本当に“使った人”はどれだけいるだろうか。
- ガムテと紐で洗濯ロープ代わりに
- トイレットペーパーで急な腹痛に対応
- 靴の修理や荷物固定に応用
一方で、ホテルにはドライヤーもランドリーも揃っている時代。多くの場合、「現地の設備」>「持ち込み装備」という現実もある。

「キャンプなら分かるけど、シティホテルなら“軽装”でいい気もするブー…」
■ 着替えは多めか? 洗濯で回すか? 旅行者たちの二分論争
これは旅人の間でもたびたび話題になる永遠のテーマである。
- 派:着替え多め派
→ 余裕を持って快適に過ごせる。コインランドリー探しや洗濯の手間がない。 - 派:洗濯して着回す派
→ 荷物が少なくて済む。軽量化による移動の自由度が高まる。
最近では「捨ててもいい服を持参して、現地で処分」という新戦略も見られる。荷物が減っていく安心感と、帰りのスペース確保が魅力。
数泊のシティトリップか、長期バックパックか──その違いを見極めるのが鍵。
■ デジタル時代でも地図を持つ?──“電気を信じない人々”
「スマホが壊れたら?」
「電波が入らなかったら?」
この不安を理由に、いまだに紙の地図を持参する旅人もいる。山奥や海外、あるいはSIMカードが通用しない環境では意外と的を射ている。
ただし、それが国内の都市部旅行でも地図を広げていると、「まさかの昭和感」を醸し出すことも。

「スマホに頼りすぎると、電池切れたときほんと詰むブー!」
■ 結局いらなかったモノたち──“旅行あるある”まとめ
投稿や体験談を集めてみると、「持って行って使わなかったもの」には以下が多い。
旅行とは「軽さを楽しむ」行為でもある。選ばなかった荷物の分だけ、自由な身軽さが手に入るのだ。
■ 「スマホと着替えで十分」派の旅支度──軽さは最大の自由
「スマホ、着替え、財布。以上!」──というミニマリスト旅行者が増えている。
彼らにとって、荷物の軽量化は効率化ではなく思想だ。
- 地図も翻訳もスマホで完結
- 現地で必要なものは現地調達(歯ブラシや傘など)
- 洗濯よりも“着古した服を捨てて帰る”スタイル
- 移動のストレスを最小限に
何より、「持ってこなかったからこそ得られる機会」──
たとえば現地の店にふらりと入って買ったTシャツが、結果的に最高の思い出になったりする。

「“ない”を楽しめるって、ちょっとカッコいい生き方だブー!」
■ “何を持っていくか”より、“何を持って帰るか”を考えよう
旅行の準備で最も大切なのは「何を置いていくか」より、
「旅先で何を得るか」なのかもしれない。
- 経験
- 思い出
- 写真
- おみやげ
- 新たな価値観
これらを持って帰るために、荷物は少なめでいい。
そう思える人が、旅をもっと豊かにできるのではないだろうか。

「荷物より思い出を持って帰ろうブー!スマホと着替えと、ワクワクだけあればいいんだブー!」
コメント