プロ野球ロッテの守護神・益田直也投手(35)が、
“名球会目前”にして自らの拳でその栄光を遠ざけた。
楽天戦でのリリーフ失敗。
悔しさのあまりロッカーを殴打──左手を骨折。
球団は当初「上半身のコンディション不良」と説明していたが、
ふたを開ければ、感情の暴走による自損事故だった。
ベテラン選手に突如訪れた“感情の臨界点”と、
プロフェッショナルとしての「コントロール」の意味を問う事件でもあった。

「拳じゃなくて…球で語ってほしかったブー…」
第1章:「ロッカーを殴って骨折」──何が起きたのか?
8月19日・楽天戦。1点リードの9回、益田がマウンドへ。
- 四球、暴投、そして同点タイムリー…
- その後、次打者にも四球を与え、交代
問題はこの直後だった。
中継カメラには、ベンチに戻った益田が右手でテーブルを殴る姿が映っていた。
だがそれで終わらなかった。
ロッカールームで左手でロッカーを殴打──
そのまま骨折。手術。登録抹消。
球団はしばらく公表を控えていたが、事実が報道されると、球界に衝撃が走った。
第2章:「あと2セーブ」だったのに──名球会目前の自損
益田直也、通算248セーブ。
あと2つで“名球会入り”の条件を満たすはずだった。
プロ野球史上、250セーブに到達した投手はたった4人。
- 岩瀬仁紀(中日)
- 高津臣吾(ヤクルト)
- 佐々木主浩(横浜)
- 藤川球児(阪神)
そこに5人目として名を連ねる直前での骨折。

「自分の手で、自分の勲章を遠ざけちゃったブー…」
第3章:前例はある──過去の「怒りのパンチ事件」
プロ野球界には、怒りで手を壊した選手の“黒歴史”がある。
- 杉内俊哉(2004年)
→ KO後にベンチを殴打 → 左手骨折 → 600万円の罰金 - パットン(2024年)
→ ベンチの冷蔵庫を殴打 → 利き手骨折 → 500万円の罰金
今回の益田は左手の骨折(利き手はセーフ)という意味では、
「不幸中の幸い」…なのだろうか?
第4章:利き手でも殴っていた?“二段階暴走”の疑い
ベンチでは右手でテーブルを叩き、
ロッカールームでは左手でロッカーを殴打。
- テーブルを叩いた映像は、全国に流れた
- ロッカー殴打は関係者証言により後日判明
- ファンからは「右手の方が心配だった」声も
感情のコントロールを失った「二段階パンチ」だったのかもしれない。
第5章:「怒り」は理解できる。でも…
責任感が強く、ベンチで項垂れる姿には同情も集まった。
- 守護神のプレッシャー
- 名球会目前での痛恨
- 自責の念と不甲斐なさ
しかし、プロである以上は“怒り方”も問われる。

「怒ってもいい。でも“拳”を使ったらアマチュアだブー…」
まとめ:「拳ではなく、球で語る男に」
益田は35歳、球界では立派なベテランだ。
この“骨折事件”で、キャリアに汚点がついたことは否めない。
ファンも球団も落胆しているだろう。
だが、来季、ふたたびマウンドに立ち、
あの静かな9回表で、2セーブを積み重ねたなら──
その時こそ、彼の真価が問われる。

「拳で叩くより、ストライクゾーンで答えてほしいブー!」
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