とろ〜り半熟、ぷるんと白身。
旅館の朝ごはんでおなじみの温泉卵──実はこれ、家でも“あるアイテム”を使えば簡単に再現できるって知っていましたか?
しかもそのアイテムとは、なんと…カップラーメンの容器!
一見、突飛なこの裏ワザ。でも実は、科学的にも理にかなった絶妙なテクニックなのです。
「お湯を注いで、13分待つだけ」で、極上の温泉卵が完成するというその手法とは──?
今回は、“ズルいほど簡単な”温泉卵レシピを徹底解説。
台所の常識を覆す、ミラクル調理の裏側に迫ります。
■ 「温泉卵」は、家でもつくれるのか?
温泉旅館の朝ごはんに出てくる、あのとろ〜り半熟の温泉卵。
食卓にあると嬉しいけれど、自宅で再現しようとすると意外と難しい…。
普通に茹でても白身が固くなったり、レンジでは破裂してしまったり、うまくいかないケースも多い。
でも、ある身近な“アイテム”を使えば、意外なほど簡単に、誰でも温泉卵が作れるというのです。
そのアイテムとは──
なんと、「カップラーメンのカップ」。
本当にそんなのでできるの?
と、つい疑いたくなるこの方法。
でも実際にやってみると、理にかなった科学的な仕組みが背後にあるのです──。
■ 必要な材料は、ほぼゼロ!
まず用意するのは、以下の3つだけ。
- 食べ終わったあとのカップ麺の容器(縦型)
- 卵(生) …冷蔵庫から出してすぐでOK
- 熱湯 …沸騰させたもの(ケトル推奨)
そして、フタの代わりになるお皿やラップがひとつあれば準備完了。
- カップ麺を食べ終えた容器をよく洗っておく。
- 卵を中に入れる。
- 内側の線まで熱湯をそそぐ。
- お皿やラップでフタをして13分間放置。
- 時間が来たら取り出して、卵を割ってみよう。
黄身はトロッ、白身はプルン…
まさに理想的な温泉卵が、そこに出現するのです!
■ なぜ「縦型カップ」じゃないとダメなのか?
ここで重要なのが──
「縦型のカップを使う」こと。
よくある「どんぶり型」のカップでやると、なぜか固ゆで卵になってしまうのです。
その理由は、ちょっとだけ専門的な言葉になりますが「ヒートキャパシティ(熱容量)」にあります。
ヒートキャパシティ=その容器が保持できる熱の“量”
平べったい容器だと、熱湯が多く入りすぎてしまうため、卵が加熱されすぎてしまう。
一方で縦長カップだと、熱湯が適量にとどまり、温泉卵に最適な温度(約68〜69℃)が持続しやすいのです。
- 温泉卵に最適な温度帯は68〜69℃。
- これを保つには容器の熱保持力=ヒートキャパシティが重要。
- 縦型カップ+短時間で熱がゆるやかに抜ける環境がベスト。

「これはズルいくらい簡単だブー!
温泉行かなくても、温泉卵が食べられる時代だブー!
コンビニの味玉ともまた違って、やさしい味わいがクセになるブー!」
■ 温泉卵ライフ、もっと広がる!
この裏ワザを覚えておくと…
- カレーに温泉卵をトッピング
- サラダにとろっと落とす
- 冷奴や親子丼に添える
など、「ちょっとひと手間」の幸福感を味わえるようになります。
とくに「夜中にちょっとだけ贅沢したい」ってときにもぴったり。
簡単なのに満足感がある、コスパ最強の一品です。
■ まとめ:裏ワザにして、もはや王道。
温泉卵は難しい──そう思っていた人こそ、ぜひ試してほしいこの方法。
カップ麺を食べ終わったあとの容器が、まさかの調理器具に変身するのだから、これはちょっとした生活革命とも言えるかも。
「料理は工夫と熱量だ」というのを、まさに体感できる小さな奇跡。
次にカップ麺を食べたあと、その容器をぜひ捨てずに置いておこう。
あなたの食卓に、小さな“温泉旅館の朝”がやって来るかもしれませんよ。
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