【2025】紅白出場歌手が決定──初出場10組、昨年から22組が入れ替わり顔ぶれ大幅変わる

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2025年11月14日、東京・渋谷のNHK放送センターで、その年の音楽シーンを総括する国民的番組の出場者リストが発表された。

『第76回NHK紅白歌合戦』
大晦日の夜、日本中の注目を集める、その舞台に立つアーティストたちの名が明らかになった。

NHK放送100周年を締めくくる節目の年となる今回のテーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」。司会には綾瀬はるか、有吉弘行、そして初となる今田美桜、さらに鈴木奈穂子アナウンサーが名を連ねる。

発表された出場歌手は、紅白合わせて37組と特別企画2組の計39組。そのラインナップからは、フレッシュな初出場組を大胆に起用し、番組の姿を大きく変えようとする、明確な意志が浮かび上がってきた。

本稿は、今年の紅白歌合戦の出場歌手の全容と、その背景にある選考の動きを、客観的なデータと共に解き明かすレポートである。


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第一章:出場歌手一覧──2025年のラインナップ

まずは、発表された全出場歌手を一覧で確認する。初出場は10組。常連からフレッシュな顔ぶれまで、多彩なアーティストが揃った。

アーティスト名出場回数
紅組アイナ・ジ・エンド
あいみょん7
ILLIT2
幾田りら
石川さゆり48
岩崎宏美15
aespa
CANDY TUNE
坂本冬美37
高橋真梨子7
ちゃんみな
天童よしみ30
乃木坂4611
HANA
Perfume17
ハンバート ハンバート
FRUITS ZIPPER
MISIA10
水森かおり23
LiSA4
白組&TEAM
ORANGE RANGE3
King & Prince6
久保田利伸2
郷ひろみ38
サカナクション2
純烈8
TUBE3
Number_i2
新浜レオン2
Vaundy3
BE:FIRST4
福山雅治18
布施 明26
Mrs. GREEN APPLE3
三山ひろし11
M!LK
特別企画堺正章
氷川きよし

第二章:フレッシュな顔ぶれ──10組が掴んだ初出場の切符

今年の紅白の最大の特徴は、計10組にのぼる初出場アーティストの多さだ。記者会見には、そのうちの9組(アイナ・ジ・エンド、幾田りら、CANDY TUNE、ちゃんみな、HANA、ハンバート ハンバート、FRUITS ZIPPER、&TEAM、M!LK)と、特別企画の堺正章が出席し、大舞台への意気込みを語った。

POINT

初出場組に見る、今年の紅白が描く“今”

  • 多様性の象徴: アイナ・ジ・エンド、幾田りらなど、ソロとしても活躍するアーティストの選出。
  • グローバルな潮流: 世界的人気を誇るaespa、HYBE傘下の&TEAMなど、K-POPシーンとの連携。
  • SNS時代の寵児: FRUITS ZIPPER、CANDY TUNEなど、若者文化の熱気をダイレクトに反映。
  • ジャンルの拡張: カリスマラッパーちゃんみな、実力派デュオのハンバート ハンバートなど、従来の枠を超えた選考。

このフレッシュな顔ぶれは、番組が新たな視聴者層の獲得と、今の時代を反映した音楽番組へと生まれ変わろうとしている姿勢の、何よりの証左と言えるだろう。

ブクブー
ブクブー

「初出場が10組も!aespaにFRUITS ZIPPER、ちゃんみなまで!これはもう、ただの歌番組じゃないんだブー!2025年の音楽シーンの“今”を、丸ごと詰め込んだお祭りなんだブーね!大晦日が、今から楽しみだブー!」


第三章:大幅な入れ替え──紅白の舞台を去った22組のアーティスト

初出場組の多さの一方で、昨年出場したアーティストの中から、今年はリストに名前がなかった歌手は22組にのぼる。これは、例年以上に大幅な“世代交代”あるいは“方針転換”が行われたことを示唆している。


昨年出場し、今年名前がなかった主なアーティスト

アーティスト名
紅組aiko, 櫻坂46, Superfly, 緑黄色社会, 椎名林檎, LE SSERAFIM, TWICE, ME:I, tuki., イルカ
白組星野源, JO1, Creepy Nuts, GLAY, 藤井風, 山内惠介, Da-iCE, TOMORROW X TOGETHER, Omoinotake, THE ALFEE, 南こうせつ, こっちのけんと

紅白の出場歌手は、例年「その年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」という3つの要素を総合的に判断して選定される。

今年名前がなかったアーティストの多くも、2025年に輝かしい活躍を見せていた。それにもかかわらず出場に至らなかった背景には、今年のテーマに沿った番組構成上の判断や、出場枠全体のバランスを考慮した、極めて戦略的な“選択と集中”があったと推測される。


終章:変化を選んだ紅白、その先に描く未来

第76回を迎えるNHK紅白歌合戦。その出場者リストは、長年親しまれてきた常連の安定感と、今の音楽シーンの熱気をダイレクトに反映した初出場組の勢いが同居する、意欲的なものとなった。

昨年から22組が入れ替わるという大幅な刷新は、一部の音楽ファンにとっては驚きや寂しさをもって受け止められるかもしれない。しかしそれは、番組が時代の変化に真摯に向き合い、自らも変わり続けることで、次の世代へと「つなぐ」役割を果たそうとしている、という意志の表れでもある。

果たして、この新しい顔ぶれは、2025年の大晦日にどのような化学反応を起こすのか。そして、41勝34敗でリードする白組の優位は続くのか、それとも紅組が勝利を掴むのか。その答えは、あと一ヶ月半後の放送で明らかになる。

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