広島·羽月隆太郎、一転して「ゾンビたばこ」使用認める──“エトミデート”の恐怖と、密売の闇

社会
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2026年1月、プロ野球界に激震が走った。
広島東洋カープの期待の若手、羽月隆太郎容疑者(25)が、指定薬物である「エトミデート(通称:ゾンビたばこ)」を使用した疑いで逮捕されたのである。
当初は「使った覚えはない」と頑なに否認していた羽月容疑者だが、2月6日、広島県警の調べに対して一転し、容疑を認める供述を始めたことが明らかになった。

「ゾンビたばこ」──そのおどろおどろしい名前とは裏腹に、電子たばこ(VAPE)で手軽に摂取できるこの薬物は、若者を中心に急速に蔓延し、ついにトップアスリートの未来をも奪い去った。

本稿は、羽月容疑者の逮捕劇の深層と、日本社会を蝕む新たな薬物「エトミデート」の恐怖について、医学的・社会的側面から徹底解剖するレポートである。


第一章:事件の全容──否認から自白へ

羽月容疑者の逮捕は、突発的なものではなく、警察当局による周到な捜査の結果であった。

  • 110番通報と家宅捜索
    • 発端は2025年12月16日。羽月容疑者の自宅関係者からの110番通報を受け、広島県警が家宅捜索に入った。
    • 自宅からは、エトミデートを含有するリキッドカートリッジや吸引器具が押収され、任意同行後の尿検査でも陽性反応が出た。客観的な証拠はすでに揃っていたのである。
  • 「VAPEなら大丈夫」という誤算
    • 当初の否認から一転して自白に至った背景には、言い逃れできない証拠の存在に加え、自身の認識の甘さに気づいたことがあるだろう。
    • 羽月容疑者は普段からVAPE器具を持ち歩いていたとされる。「違法薬物」という意識よりも、「ファッション感覚」や「ストレス解消」として安易に手を出してしまった可能性が高い。
ブクブー
ブクブー

「最初はやってないって言ってたのに、証拠が揃ってたんだブー…。『電子タバコだから平気』なんて思ってたとしたら、あまりにも認識が甘すぎるブー!」

POINT

言い逃れできない証拠

  • 通報と捜索: 発端は2025年末、関係者からの110番通報。家宅捜索により、エトミデートを含有するリキッドカートリッジや吸引器具が押収された。
  • 尿検査: 任意同行後の検査でも陽性反応が出た。客観的な証拠はすでに揃っていた。
  • 自白への転換: 当初は否認していたが、証拠を突きつけられ観念した形だ。「VAPEなら大丈夫」「ファッション感覚」という甘い認識が、取り返しのつかない事態を招いた。

第二章:「ゾンビたばこ」の正体──なぜ人間が壊れるのか

エトミデートは本来、医療現場で全身麻酔の導入剤として使われる強力な薬剤である。これをVAPEで吸引すると、人体に何が起きるのか。

  • 意識がないのに暴れまわる
    • 摂取直後、意識が混濁すると同時に、「ミオクローヌス」と呼ばれる激しい不随意運動(筋肉の痙攣)が発生する。
    • 意識を失いながら手足をバタつかせ、白目を剥いてのけぞるその姿が、まるでホラー映画のゾンビのように見えることから「ゾンビたばこ」の悪名がついた。
  • 致死的な副作用:ホルモンの枯渇
    • さらに恐ろしいのが、副腎機能の抑制である。
    • エトミデートは、ストレスに耐えるために必要なホルモン「コルチゾール」の合成を阻害する。これを反復使用すると、体はストレス(怪我や病気)に対抗できなくなり、ショック死(副腎クリーゼ)に至るリスクがある。羽月容疑者は、まさに命を削る行為に手を染めていたのだ。
ブクブー
ブクブー

「ひえぇ…!白目を剥いて暴れるなんて、まさにゾンビだブー!しかもストレスに耐えられなくなって死んじゃうかもしれないなんて、毒薬そのものだブー!」


第三章:密売の闇──SNSと沖縄ルート

なぜ、厳格な管理下にあるはずのプロ野球選手が、このような危険薬物を入手できたのか。

  • 「手押し」という隠語
    • エトミデートの流通は、暴力団などの反社会的勢力が関与する従来のルートに加え、X(旧Twitter)やTelegramなどのSNSを通じた個人間取引が主流となっている。
    • 「極上リキッド」「手押し(対面取引)」といった隠語で宣伝され、若者がスマホ一つで容易にアクセスできる環境が出来上がっている。
  • 沖縄からの拡散
    • エトミデート乱用の発火点は沖縄県であった。海外から密輸されたリキッドが、繁華街で「合法ドラッグ」のように広まり、そこから本土へと拡散していった。羽月容疑者も、遠征先やSNSを通じてこの闇のネットワークに接触した可能性がある。

終章:球界への教訓

広島カープの新井貴浩監督は「非常に残念」とコメントしたが、事態は遺憾の意で済まされるレベルを超えている。

指定薬物の使用は、NPBのアンチ・ドーピング規定にも明確に違反しており、契約解除や無期限の出場停止など、選手生命を絶たれる処分は避けられないだろう。

「VAPEだから」「周りもやっているから」。
そんな軽い気持ちが、アスリートとしての栄光も、健康な肉体も、すべてを一瞬にして「ゾンビ」のように食い尽くしてしまう。
羽月容疑者の転落は、現代社会のすぐ足元に口を開けている薬物の落とし穴の深さを、残酷なまでに証明している。

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