【序章】
北と南、どちらが冷たいのか?
北の果て、南の果て。
地球の両極。
誰もが一度は考えたことがある。
一面の氷と雪、極寒の世界──
その答えは、意外なところにあった。

「どっちも冷たいとか言うなよ!?ちゃんと答え出すブーッ!!!!」
【第1章】北極
──海に浮かぶ氷の世界
北極。
地球のてっぺん、北緯90度。
だがそこには、陸地がない。
広がるのは、北極海──凍りついた海だ。
氷の厚さは1〜2メートル程度。
海水はマイナス1.9℃で凍結。
その下には、それ以上の温度の海水が存在する。
つまり、北極は
海に浮かぶ氷の蓋にすぎない。
北極の冬の平均気温:約−30℃
寒い。
確かに寒い。
だが、ここはまだ“温かい”と言えるかもしれない。
【第2章】南極
──凍てつく大地、氷の大陸
一方、南極。
そこは、南極大陸──
厚さ数千メートルの氷が覆う巨大な氷の山脈だ。
平均標高:約2,300メートル
氷床の厚さ:最大4,000メートル以上
氷の下には堅固な大陸が眠る。
高地に位置し、太陽光もほぼ届かない。
そして、氷が持つ莫大な冷却力が、さらに南極を冷やし続ける。
南極の冬の平均気温:約−60℃

「陸の氷VS海の氷──レベルが違う寒さの対決なんだブーーーーッ!!!!」
【第3章】史上最低の寒さ
──ボストーク基地の記録
人類史上、観測された最低気温。
それが記録されたのは、南極の奥地・ボストーク基地。
1983年7月21日。
ソ連の観測隊が目撃した。
ボストーク基地、観測最低気温:−89.2℃
これを聞けば、
もう誰も南極にかなう寒さはないとわかるだろう。

「もはや冷蔵庫じゃない。冷凍庫でもない。別次元の氷点下、バァァァァァァァァン!!!!!!」
【第4章】北極の寒さは…
意外かもしれないが──
北極(北極点)自体は、北半球で一番寒い場所ではない。
北半球でもっとも寒いのは、
ロシア・シベリア地方、ベルホヤンスク付近。
ベルホヤンスク最低気温:−67.8℃
海の北極よりも、
大陸のシベリアの方が冷えるのだ。

「つまり、寒さってのは“海”か“陸”か、これだけで全然違うんだブーーーーーーッ!!!!」
【まとめ】最終結論
なぜ南極は北極よりも寒いのか──
比較項目 | 北極 | 南極 |
地形 | 海(氷) | 大陸(氷) |
平均標高 | 0メートル | 2,300メートル |
平均気温(冬季) | 約−30℃ | 約−60℃ |
最低気温記録 | 記録なし(周辺) | −89.2℃(ボストーク基地) |
結論:
それは、
大陸に積もった分厚い氷が、
さらなる冷却効果を生み出しているから。

「南極、ガチで最強の寒さ。北極さんも泣いてるかもしれないブーーーーーーッッッ!!!!」
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