【発売日なのに、誰も並ばない】──変わり果てた「お祭り」
2025年6月5日、ついにNintendo Switch2が発売。
だが、あの懐かしい光景──
「夜明け前からの大行列」「朝イチのゲット報告」「狂喜乱舞のSNS投稿」
それらはほとんど姿を消していた。
なぜか?
答えは簡単だ。
店頭販売が、ほぼないから。
【完全抽選制】──“ワクワク”が“ストレス”へ
Switch2の販売は、基本事前抽選。
もちろん、転売対策という名目は理解できる。
だが、
このスタイルがもたらしたのは、
- 当たらない
- 実感がない
- 喜びもない
──すなわち、
抽選に外れ続けた人々にとって、
「発売日」はただの他人事だ。
【転売禁止の現実】──“名目上禁止”は機能するのか
フリマサイトには、7万円以上の価格で出品がズラリ。
定価は49,980円なのに、だ。
サイト運営側は「禁止」と謳う。
だが、
- 名目だけの取り締まり
- 抽選をすり抜けた転売ヤーたち
- そして、泣く泣く高額転売品を買う層
構造的なイタチごっこが続いている。
【店頭行列が消えた先】──「実感なき発売日」
発売日の店頭行列は、
単なる物理的な混雑ではなかった。
それは──
- “同じ熱狂”を共有する場
- “手に入れる喜び”を実感する瞬間
- “発売日”をカレンダーに刻む体験
だったはずだ。
それが今、
静かに、ひっそりと、ネットの向こうに消えようとしている。
【まとめ】──未来の「発売日」はどうあるべきか?
たしかに、抽選販売は必要だ。
店頭行列は、事故や混乱のリスクもある。
だが。
- 欲しい人が公平に
- ワクワクしながら
- 手に入れる喜びを味わう
この原点を忘れたとき、
「ゲーム発売日」という文化そのものが、
静かに死んでいく気がしてならない。

ブクブー
「行列に並んだあの寒さも、手に入れたときの震えも、実はぜんぶ、宝物だったブー。」
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