2025年12月4日、東京・NEW PIER HALL。日本中のお笑いファンの視線がこの一点に注がれた。漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2025』、その決勝の舞台へと駒を進める9組のファイナリストがついに発表されたのだ。
過去最多をさらに更新する1万1521組というエントリー数。そのあまりにも長く、そして過酷な予選を勝ち抜いてきたのは、5年連続という驚異的な記録を打ち立てた者、3年連続で雪辱を誓う者、そして長く苦しい無名の時代を経て、ついに夢の舞台への切符を初めてその手に掴んだ者たちだった。
本稿は、この決勝進出9組の顔ぶれを徹底分析すると共に、残された最後の一席を争う敗者復活戦の行方、そしてM-1グランプリという大会そのものが歩んできた栄光の軌跡を解き明かすレポートである。
第一章:決勝進出9組の顔ぶれ──常連と、初進出組の、コントラスト
まず、決勝の舞台に立つ9組の漫才師たちを、その決勝進出回数と共に確認しよう。

| 決勝進出コンビ名 | 決勝進出回数 |
|---|---|
| ドンデコルテ | 初 |
| エバース | 2年連続2回目 |
| ヨネダ2000 | 3年ぶり2回目 |
| 豪快キャプテン | 初 |
| ヤーレンズ | 3年連続3回目 |
| 真空ジェシカ | 5年連続5回目 |
| めぞん | 初 |
| ママタルト | 2年連続2回目 |
| たくろう | 初 |
- 驚異の5年連続、真空ジェシカ
- 2021年から実に5年連続での決勝進出を果たした真空ジェシカ。これは大会の歴史の中でも極めて稀な記録であり、彼らの圧倒的な実力と安定感を物語っている。
- 3年目の正直なるか、ヤーレンズ
- 2023年、2024年と2年連続で決勝の舞台を経験し、今年こその思いで3年連続の進出を決めたヤーレンズ。
- フレッシュな初決勝組4組
- 一方で今年のファイナリストのほぼ半数を占めるのが、ドンデコルテ、豪快キャプテン、めぞん、たくろうという4組の初決勝進出組だ。彼らが決勝の舞台でどのような新しい風を吹かせるのか、大きな注目が集まる。

「うわーっ!真空ジェシカ、5年連続ってすごすぎるんだブー!でも、半分近くが初出場なんて…!今年は、何が起こるか、全然わからない、大波乱の予感だブー!」
2025年決勝、注目の勢力図
- 絶対的常連:真空ジェシカ(5年連続5回目)
- 雪辱を誓う実力派:ヤーレンズ(3年連続3回目)、エバース(2年連続2回目)、ママタルト(2年連続2回目)
- 返り咲き:ヨネダ2000(3年ぶり2回目)
- 未知数の新星(初決勝):ドンデコルテ、豪快キャプテン、めぞん、たくろう
第二章:決戦は12月21日──7時間ぶっ通しの、漫才の祭典
決勝戦と敗者復活戦は12月21日にABCテレビ・テレビ朝日系列で生放送される。

- 放送スケジュール
- 敗者復活戦: 午後3時~
- 決勝戦: 午後6時30分~
- 司会陣
- 決勝戦MC: 今田耕司、上戸彩(14回目のコンビ)
- 敗者復活戦MC: 陣内智則、齊藤京子
- 残された最後の一席を争う、21組の猛者たち
- 決勝戦にはこの9組に加え、同日に行われる敗者復活戦を勝ち抜いた1組が加わる。準決勝で涙をのんだ、以下の21組が、その最後の一席をめぐり、熾烈な戦いを繰り広げる。
- ミカボ
- センチネル
- おおぞらモード
- ネコニスズ
- TCクラクション
- 生姜猫
- ひつじねいり
- 豆鉄砲
- 大王
- 黒帯
- カナメストーン
- 20世紀
- 例えば炎
- 今夜も星が綺麗
- イチゴ
- スタミナパン
- ドーナツ・ピーナツ
- ゼロカラン
- カベポスター
- フランツ
- ミキ
- 決勝戦にはこの9組に加え、同日に行われる敗者復活戦を勝ち抜いた1組が加わる。準決勝で涙をのんだ、以下の21組が、その最後の一席をめぐり、熾烈な戦いを繰り広げる。

「ひえーっ!決勝に行けなかっただけでも悔しいのに、ここから、たった1組しか、復活できないんだブーか…。まさに、地獄からの天国なんだブー…。誰が勝ち上がってくるか、こっちも、目が離せないんだブー!」
第三章:M-1グランプリ、栄光の歴史
今年で第21回を迎えるM-1グランプリ。ここで改めて、その歴代王者たちの顔ぶれを振り返っておこう。

| 開催年度 | 優勝者 | 参加組数 |
|---|---|---|
| 2001年度 | 中川家 | 1603組 |
| 2002年度 | ますだおかだ | 1756組 |
| 2003年度 | フットボールアワー | 1906組 |
| 2004年度 | アンタッチャブル | 2617組 |
| 2005年度 | ブラックマヨネーズ | 3378組 |
| 2006年度 | チュートリアル | 3922組 |
| 2007年度 | サンドウィッチマン | 4239組 |
| 2008年度 | NON STYLE | 4489組 |
| 2009年度 | パンクブーブー | 4629組 |
| 2010年度 | 笑い飯 | 4835組 |
| 2015年度 | トレンディエンジェル | 3472組 |
| 2016年度 | 銀シャリ | 3503組 |
| 2017年度 | とろサーモン | 4094組 |
| 2018年度 | 霜降り明星 | 4640組 |
| 2019年度 | ミルクボーイ | 5040組 |
| 2020年度 | マヂカルラブリー | 5081組 |
| 2021年度 | 錦鯉 | 6017組 |
| 2022年度 | ウエストランド | 7261組 |
| 2023年度 | 令和ロマン | 8540組 |
| 2024年度 | 令和ロマン | 10330組 |
終章:新たな漫才スター誕生の瞬間へ
1万1521組の頂点に立ち、漫才師としての人生を一夜にして変える栄光の称号と賞金1000万円。
それを手にするのは果たして誰なのか。
常連組がその円熟の技で王座を掴むのか。
それとも初決勝の若き才能が新たな時代の扉をこじ開けるのか。
あるいは敗者復活という地獄から蘇る一組が全てをひっくり返すのか。
2025年12月21日。
我々はまた新たな漫才スターが誕生する、その歴史的瞬間を目撃することになる。



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