これは、推しと結ばれた物語──。
2025年8月10日、女優・二階堂ふみと芸人・カズレーザーが結婚を発表した。
報道各社は「電撃婚」と報じたが、その“伏線”は9年前から張られていた。
バラエティ番組での「カズ様とお会いしたかった」発言、共演時のデレデレ対応、そして公開での“推し告白”。
すべては彼女の「一目惚れ」から始まり、やがて“理想”が“現実”になっていく。
今回の結婚は、単なるカップル誕生ではない。
“憧れが叶う”というドラマが、リアルに実在したことを私たちは目撃しているのだ。
本記事では、二人の出会いから現在までの軌跡を辿りながら、
“推し婚”が持つ意味と時代性を、知的に考察していく──。
第1章:「カズ様とお会いしたかったんです」──始まりは“憧れ”のひと言から
2016年、バラエティ番組『火曜サプライズ』でのこと。
二階堂ふみは、好きな男性のタイプを聞かれてこう答えた。
「最近、これだなって思ったのがカズレーザーさんなんです」
きっかけは、たまたま見かけた動画。
その中でのカズレーザーの姿に「かっこいい!」と感じ、画像検索までしたという。
それは、軽いリップサービスではなかった。
「顔がすごくタイプ」というコメントに続いて、「合コンしたい」とまで発言。
MCのウエンツ瑛士が「開こうか?」と応じたやりとりは、今となっては“フラグ”そのものだった。

これはもう、恋の第一章が全国放送でスタートしてたってことだブー!
第2章:「カズ様とお会いしたかった」──公開告白と“推し活”の記録
二階堂の“カズ推し”は一時のものではなかった。
翌2017年、『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組No.1決定戦 春』での共演時。
スタジオで緊張した面持ちの二階堂は、カズレーザーを目の前にしてこう語った。
「カズ様とお会いしたかったんです。お顔がカッコイイなって。今日ずっとドキドキしていました」
公開の場での“推し告白”──芸能界でも異例の“攻め”だ。
この一件で「カズレーザー好き」は完全に世間の知るところとなった。
さらに番組内でカズレーザーに「このあとご飯行きましょう」と言われると、
彼女は「やだ~」と照れ笑いしながら、まんざらでもない様子を見せた。
この光景、まるで青春ラブコメのワンシーンである。
第3章:そして“リアルに交際”へ──共演・笑顔・恋愛観
2019年には『VS嵐』での共演が実現。
すでに当時、交際が始まっていたとも報じられているが、
その場では冗談交じりながらも、恋愛模様をにおわせるやりとりがあった。
カズレーザーは以前から
「夏は女性、冬は男性に惹かれる」
という独特の恋愛観を公言しており、
当時の収録時が「冬」だったことを二階堂は引き合いに出してこう語った。
「ちょっと時期が悪かったなって(笑)」

冬は男って言われて“あきらめない”ふみ様、勇者だブー!!
そんな“時期”すらも乗り越えて──
2人の関係は、真剣なものとして育まれていったようだ。
第4章:そして、電撃婚──個性派同士の“ゆるく朗らかな家庭”へ
2025年8月10日、カズレーザーの公式Xと二階堂の事務所サイトで入籍が発表された。
「如何せん二人共に個性やこだわりが強いもので、時には衝突し時には落ち込むこともありましょうが、
最後は笑って前を向ける、そんなゆるく朗らかな家庭を築いていきたいと思います」
この言葉は、2人が真剣に向き合ってきた時間の重みを物語っている。
SNSでも“推し婚”として大きな反響を呼び、
- 「推しと結婚とか夢すぎる」
- 「前に“カズ様”って言ってたのを思い出して泣けた」
- 「お幸せに!全力で応援します」
といったコメントが相次いだ。
第5章:この結婚が“希望”になる理由──偶像愛が現実になる時代
今回の“カズ様婚”は、単なる芸能人同士の結婚ではない。
「推し」から「パートナー」へと変わる道筋が、
リアルにテレビで描かれ、SNSで記録され、そしていま結実した──。
これは多くの人にとっての“夢の実現”であり、
アイドル的な距離感の先にある「本物の関係性」の象徴にも見える。
- 二階堂ふみは「自分から好きになった相手と関係を築いた」
- カズレーザーは「恋愛観を正直に語りながらも、一人の女性に向き合った」
- 二人とも「型にはまらない個性派」だが、「人生のパートナー」として歩む道を選んだ
これらは、
“好き”という感情が一方通行で終わらない時代において、
“どう生きるか”という問いにも一石を投じている。
まとめ:「理想を語ること」は、現実の一歩になる
今回の結婚は、
一人の女優が「タイプなんです」と語った瞬間から始まっていた。
テレビの中の“理想”だった存在が、
数年後に“隣にいるパートナー”になる──
その物語は、作り話でも妄想でもない。
きっかけは「言葉」だった。
好きだと伝えたこと。
その気持ちを諦めなかったこと。
そして、時間をかけて「現実」にしたこと。
二階堂ふみとカズレーザーが教えてくれるのは、
“推し”の向こう側には、ちゃんと未来があるという事実だ。

ふみ様、カズ様、おめでとうだブー!
「好き」が人生を変える──そんな希望をありがとうだブー!
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