【2025-26年】今シーズン気になる冬の天気どうなる?──気象庁3か月予報が示す「北暖西寒」

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記録的な猛暑が続いた長い夏がようやく終わりを告げ、街路樹の落ち葉が本格的な冬の到来を告げている。まだ冬への気持ちの切り替えができていない人も多いかもしれない。

しかし気象庁が11月25日に発表した最新の3か月予報は、我々に早急な備えを促している。

今年の冬は、どうやら全国一律の「暖冬」や「厳冬」という単純な言葉では片付けられない、複雑な様相を呈しそうだ。

本稿は、この最新の長期予報を基に、2025年12月から2026年2月にかけての日本の冬の傾向を、地域ごとに、そして月ごとに詳しく分析し、我々が何を警戒し、何に備えるべきかを解き明かすレポートである。


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第一章:結論──今年の冬は「北はマイルド、西はメリハリ」

気象庁のデータを総合的に分析すると、この冬の全体像は「北日本は暖冬傾向、一方で西日本は一時的な強い寒気に見舞われる、変化の大きい冬」となりそうだ。

  • 北日本(北海道・東北):寒さが長続きしない、比較的マイルドな冬
    • 冬型の気圧配置が長続きしない見込みで、気温は「平年並みか高い」と予想されている。厳しい冷え込みが続く可能性は比較的低いだろう。
  • 西日本:油断大敵、寒暖差の激しい冬に
    • 期間を通した平均気温は「平年並み」の予想だが、「一時的に冬型の気圧配置が強まる」時期があると見られている。寒暖差が激しくなり、日本海側を中心に、突然の“ドカ雪”に見舞われる可能性があるため、油断は禁物だ。
  • 沖縄・奄美:雪はなくとも、厳しい冷え込みに注意
    • 西日本と同様に、一時的に強い寒気が流れ込むことで、平年を大きく下回る、厳しい冷え込みとなる日がある見込みだ。
  • 東・西日本の太平洋側:冬晴れが多く、空気が乾燥
    • 低気圧の影響を受けにくいため、平年に比べて「晴れの日が多い」見込み。空気の乾燥が予想されるため、火の取り扱いやインフルエンザなどの感染症対策が、例年以上に重要になる。
ブクブー
ブクブー

「ええーっ!?同じ日本なのに、北は暖かくて、西は寒くなるかもしれないんだブー!?なんだか、ヘンテコな冬だブー!住む場所によって、全然、備えが違ってくるんだブーね!」

POINT

2025-26年冬、エリア別・傾向まとめ

  • 北日本(北海道・東北): 暖冬傾向。厳しい寒さは長続きせず、比較的マイルドな冬に。
  • 西日本・沖縄奄美: 平均気温は平年並みだが、一時的な強い寒波“ドカ雪”に注意が必要な、メリハリのある冬に。
  • 東・西日本の太平洋側: 冬晴れが多く、空気が乾燥。火災や感染症への対策が重要に。

第二章:月別で見る、注意すべきポイント──1月の“ドカ雪”に要警戒

次に、より時間軸を細かく見ていこう。特に注意が必要なのは年が明けた1月である。

  • 12月:荒天のち“長期滞在型”の寒気
    • 12月のスタートは急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に荒れた天気になる恐れがある。
    • その後、これまでの「一時的」な寒気とは異なり、冬型の気圧配置が数日間続く「長期滞在型」の強い寒気が流れ込む可能性がある。昨シーズンより早いクリスマス前の「寒波」の到来も考えられる。
  • 1月:北日本の日本海側で、大雪の恐れ
    • 降水量の予報を見ると、特に1月は北日本の日本海側といった豪雪地帯で「平年並みか多い」と予想されており、“ドカ雪”となる恐れがある。
    • またこの時期は、西日本や沖縄にかけても冬型の気圧配置が強まるタイミングがあり、これらの地域では平年よりも寒くなる可能性がある。

第三章:その背景にある気象メカニズム──「ラニーニャ現象に近い状態」の影響

今年の冬がこのような「北暖西寒」という特徴的な傾向を示す背景には、地球規模の気象のメカニズムが深く関わっている。

  • ラニーニャ現象に近い状態
    • 今回の予報の最も大きな背景となっているのが、「ラニーニャ現象に近い状態」である。
    • ラニーニャ現象が発生すると上空の偏西風が、日本付近で南に大きく蛇行しやすくなる。これによりシベリアからの冷たい空気が、日本列島、特に西日本へと流れ込みやすくなる傾向がある。
  • メカニズムの解説
    • 気象庁は、この冬「期間の前半を中心にラニーニャ現象に近い状態が続く」と分析している。これが西日本で一時的に厳しい寒さや大雪をもたらす主な要因となる。
    • 一方でこの気圧配置は北日本には寒気が流れ込みにくい状況を作り出すため、結果として「北はマイルド、西はメリハリ」という対照的な冬の傾向を生み出すのだ。
ブクブー
ブクブー

「なるほどだブー!地球の裏側の海の温度が、日本の冬の天気を、こんなに左右してるんだブーね!すごいスケールの話だブー!」


第四章:我々が、今、備えるべきこと

これらの予報を踏まえ、我々が今から冬に向けて準備しておくべきことは何だろうか。

  • 北日本にお住まいの方
    • 全体としては比較的過ごしやすい冬になる可能性が高い。しかし気温が高めということは、湿った重い雪が降るリスクや、気温が緩んだ際の融雪による落雪やなだれへの注意が例年以上に必要となる。
  • 東・西日本にお住まいの方
    • 太平洋側では冬晴れが続くため、空気の乾燥対策を万全に。加湿器の準備や火の元の確認を改めて徹底したい。
    • 日本海側では、普段は平年並みの天候でも、数日単位で突然やってくる「強い寒波」への備えが不可欠だ。自動車のタイヤ交換は早めに済ませ、水道管の凍結対策や非常用の食料・燃料の備蓄などを確実に行っておくべきだろう。
  • 「寒気」と「寒波」の違い
    • ちなみに「寒気」と「寒波」は似ているようで意味が違う。顕著な気温の低下をもたらす「寒気」が広い地域に2〜3日以上にわたって到来する場合を「寒波」と呼び、その影響はより甚大になる。今年の冬は、この「寒波」がいつどこを襲ってもおかしくないという心構えが必要だ。
POINT

エリア別・冬への備え

  • 北日本: 暖冬傾向だが、湿った重い雪や、気温が緩んだ際の融雪による落雪・なだれに、例年以上の注意が必要。
  • 東・西日本: 太平洋側は、加湿器の準備など、乾燥対策を万全に。日本海側は、突然やってくる「強い寒波」に備え、タイヤ交換や水道管の凍結対策を、早めに済ませておくべき。

終章:変化する冬と、我々の“備え”の、新しい形

結論として、2025年から26年にかけての冬は、ラニーニャ現象に近い状態の影響を受け「北は暖冬傾向、西は一時的な厳冬」という、地域によって大きく表情の異なる複雑な冬となりそうだ。

そして、この予報が我々に教えてくれる最も重要なこと。
それは、もはや「今年の冬は、暖冬か、厳冬か」という二者択一の単純な問いかけでは、現代の異常気象を捉えきれないという厳然たる事実である。

全体の平均気温は「平年並み」でも、その裏側には突発的な「ドカ雪」や数日間にわたる「強烈な寒波」が潜んでいる。「暖冬」という言葉に油断したその瞬間にこそ、最も大きな被害はもたらされるのかもしれない。

我々に今求められている“備え”とは、シーズン全体の漠然とした傾向に一喜憂憂することではない。
それは、いつどこで牙を剥くか分からない短期的な、そして極端な気象の変動に対し、常に最悪の事態を想定し、冷静にそして具体的に行動すること。

その新しい危機意識のアップデートこそが、この変化の時代を生き抜くための、我々にとって最も重要な「冬支度」となるのである。

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