2025年12月5日(日本時間6日)、アメリカのワシントンで開催された2026年北中米ワールドカップ(W杯)のグループステージ組み合わせ抽選会。日本中のサッカーファンが固唾をのんで見守る中、森保一監督率いる日本代表の運命の対戦相手がついに決定した。
史上初のベスト8以上を目指すサムライブルー。その前に立ちはだかるのは、サッカー大国オランダ、アフリカの強豪チュニジア、そして欧州の激戦を勝ち抜いてくるプレーオフ勝者だ。
本稿は、この注目の組み合わせ抽選の結果を、日本代表の対戦相手の分析、森保監督の最新コメント、そして今大会から大きく変更された新たなレギュレーションと共に、徹底的に解き明かすレポートである。
第一章:日本の組分けと、対戦相手の分析
運命の抽選の結果、日本はグループFに入り以下の国々と対戦することが決定した。(カッコ内は最新のFIFAランキング)

- グループF
- オランダ代表 (7位)
- 日本代表 (18位)
- チュニジア代表 (40位)
- 欧州プレーオフBの勝者
- 初戦の相手:サッカー大国オランダ
- 現地時間6月14日に行われる日本の初戦の相手は、優勝候補の一角オランダだ。
- 過去W杯での対戦は2010年の南アフリカ大会で一度あり、その時は0-1で惜しくも敗れている。森保監督も「世界のトップトップの力がある国」と最大限の警戒を示す。
- 第二戦の相手:アフリカの強豪チュニジア
- 同20日の第二戦ではチュニジアと対戦。
- アフリカ予選を9勝1分け、22得点、そして驚異の無失点で勝ち上がってきた守備の堅いチームだ。
- W杯での対戦は日本中が熱狂した2002年の日韓大会以来。その時は森島寛晃、中田英寿のゴールで2-0と快勝している。
- 第三戦の相手:欧州の“激戦”を勝ち抜く猛者
- 同25日の第三戦の相手はまだ決まっていない。
- 欧州プレーオフのパスBから勝ち上がってくる1チームだ。具体的には[ウクライナ vs スウェーデン]の勝者と[ポーランド vs アルバニア]の勝者が、最後の一枠を懸けて戦うことになる。いずれの国が勝ち上がってきても厳しい戦いになることは必至だ。

「ひえーっ!初戦が、優勝候補のオランダで、次は、予選で1点も取られてない、カッチカチのチュニジア!?めちゃくちゃ、厳しいグループに入っちゃったんだブー…!どうなっちゃうんだブー…!」
グループF:日本の、対戦相手
- オランダ (7位):優勝候補の一角。W杯では、過去1戦1敗。
- 日本 (18位)
- チュニジア (40位):アフリカ予選を、驚異の無失点で突破した、堅守の国。
- 欧州プレーオフBの勝者:ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアの、いずれか。
第二章:森保監督の決意──「厳しいグループ」でも「優勝を目指す」
抽選会の直後、森保一監督はメディアの取材に応じ、その率直な感想と大会への揺るぎない決意を語った。

- 第一声は「非常に厳しいグループ」
- 森保監督は笑顔を見せながらも「非常に厳しいグループに入りました。対戦国はどこも強い国」と冷静に分析。
- 特にチュニジアについては「予選では負けなし、9勝1分けの失点0できている。守備が堅く試合巧者」と警戒心を強めた。
- 揺るぎない目標:「優勝を目指して戦う」
- しかしその厳しい認識の上で、森保監督は改めてチームの壮大な目標を力強く宣言した。
- 「相手の国というよりも、自分たちがどのような戦いをしても力を発揮して相手を上回ること。自分たちを主体に考えたい」
- 「優勝を目指して戦うという目標がみんなで共有できています。そんなに簡単な目標ではないですが、必ずできるという信念をもって準備を戦いに挑みます」
第三章:今大会からの“新ルール”──3位でも、突破の可能性
今大会は出場国が32から48へと拡大されたことに伴い、グループステージのレギュレーションも大きく変更されている。これが日本の戦いにどう影響するのか。

- グループは4チームずつ12組
- 48チームが4チームずつの12グループに分かれて総当たりのリーグ戦を行う。
- 決勝トーナメント進出の条件
- これまで決勝トーナメントに進めるのは各組の上位2チームのみだった。
- しかし今大会からは各組の上位2チーム(計24チーム)に加え、各組3位のチームのうち成績上位の8チームもグループステージを突破できることになった。
- つまり、たとえグループで3位に終わっても、他グループの3位チームとの成績比較によっては決勝トーナメント(ラウンド32)へ進出する可能性が残されているのだ。

「なるほどだブー!3位でも、まだ、チャンスがあるんだブーね!最後まで、1点の重みが、すごく、大事になってくるんだブー!これは、絶対に、目が離せない戦いになるんだブー!」
決勝トーナメント進出への、新しい“道”
- 旧ルール(32チーム制): 各組の上位2チームのみが、決勝トーナメントへ。
- 新ルール(48チーム制): 各組の上位2チーム + 各組3位のうち、成績上位の8チームも、決勝トーナメント(ラウンド32)へ。
第四章:全12グループの組み合わせ一覧
最後に、今大会の全てのグループの組み合わせを一覧で確認しよう。(カッコ内は最新のFIFAランキング)

| グループ | 国名 |
|---|---|
| A | メキシコ(15)、韓国(22)、南アフリカ(61)、欧州PO D勝者 |
| B | カナダ(27)、スイス(17)、カタール(51)、欧州PO A勝者 |
| C | ブラジル(5)、モロッコ(11)、スコットランド(36)、ハイチ(84) |
| D | アメリカ(14)、オーストラリア(26)、パラグアイ(39)、欧州PO C勝者 |
| E | ドイツ(9)、エクアドル(23)、コートジボワール(42)、キュラソー(82) |
| F | オランダ(7)、日本(18)、チュニジア(40)、欧州PO B勝者 |
| G | ベルギー(8)、イラン(20)、エジプト(34)、ニュージーランド(86) |
| H | スペイン(1)、ウルグアイ(16)、サウジアラビア(60)、カーボベルデ(68) |
| I | フランス(3)、セネガル(19)、ノルウェー(29)、大陸間PO 2勝者 |
| J | アルゼンチン(2)、オーストリア(24)、アルジェリア(35)、ヨルダン(66) |
| K | ポルトガル(6)、コロンビア(13)、ウズベキスタン(50)、大陸間PO 1勝者 |
| L | イングランド(4)、クロアチア(10)、パナマ(30)、ガーナ(72) |
終章:ベスト8の壁を超え、その先へ
運命の組み合わせは決まった。
オランダというあまりにも高くそして厚い壁。無失点で予選を勝ち上がってきたチュニジアという堅牢な盾。そして欧州の激戦を勝ち抜いてくる未知の強豪。森保監督が「厳しいグループ」と評するのも当然の顔ぶれだ。
しかし同時に我々は思い出さなければならない。
ドイツ、スペインを撃破したカタールの歓喜を。日本サッカーがもはや世界のどの強豪を相手にしても、決して臆することのない確かな実力を手に入れたことを。
そして今大会から導入された「3位でも突破の可能性がある」という新たなレギュレーション。それはグループステージの戦い方をより複雑で、そして戦略的なものへと変えるだろう。
悲願であるベスト8の、そのさらに先へ。
「優勝を目指す」という森保監督の揺るぎない言葉を胸に、サムライブルーの新たな、そして最も壮大な挑戦が今始まる。



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