海外

教養

「働」の字は中国製ではなかった?──日本生まれの漢字“国字”が、本家へ逆輸入された謎

我々が日常的に使う漢字。その起源が古代中国にあることは広く知られている。紀元前10世紀頃の殷で生まれたとされるその文字体系は、やがて日本へと伝播し、我々の言語文化の根幹を成してきた。しかし、もし我々が「仕事」を意味して当たり前のように使って...
海外

なぜ「牛肉NG」のインドにマクドナルドは存在できる?──牛を避け巨大市場を掴んだ究極戦略

マクドナルド。その黄金のアーチは、世界中のどこであれ、ハンバーガー、特に「ビーフ100%」のパティを我々に想起させる。しかし、その常識が全く通用しない国がある。インドだ。国民の8割以上が信仰するヒンドゥー教において、牛は神聖な存在として崇め...
政治

【日中関係悪化】高市総理“台湾有事”発言の波紋──なぜ日中関係はここまで悪化したのか?

2025年、秋。日本の政権交代をきっかけに、隣国・中国との関係は、かつてないほどの速度で、そして、深刻さで、凍りついていった。発端は、高市新総理による、台湾有事をめぐる国会答弁。この一言が、中国側の、最も敏感な「核心的利益」に触れ、瞬く間に...
地理

なぜブラジルの首都は「飛行機」の形なのか?──天才が描いた未来都市の理想と、60年後の現実

ブラジル中央高原。どこまでも広がる赤茶けた大地と、見渡す限りの地平線。かつて、この場所には名前すらなかった。しかし、地図を広げ、この国のちょうど中心あたりを指でなぞると、そこに、まるで巨大な鳥か、あるいは未来へ向かうジェット機のような形をし...
海外

【動かぬはずの塔が…】エッフェル塔は夏になると“15cm伸びる”──「呼吸する建築物」とは

フランス・パリの象徴、エッフェル塔。誰もが知るこの鉄の塔は、鋼鉄でできた不動のランドマーク──…と思われがちだが、実は「夏になると15cmほど“身長が伸びる”」という驚きの性質を持っている。建築物が、環境に応じて“呼吸”している。この事実は...
グルメ

【世界最強「くさい食べ物」たち】発酵、臭気、そして文化──「くさいはウマい」は本当か?

「ピーマンのにおいがイヤで…」なんていうレベルじゃない。世界には、“爆発するほどに臭い”とすら言われる食品が、堂々と「高級グルメ」として愛されている──そんな事実をご存じだろうか?納豆、くさや、チーズ、そして臭豆腐に、シュールストレミング。...
雑学

【そういえば】国名はスリランカなのに「セイロン紅茶」?──名前が残り続ける理由とは

スーパーやカフェでよく見かける「セイロンティー」。ふと考えてみれば──今の国名はスリランカ。それなのに「セイロン」という呼び方が残っているのは、どこか不思議ではないでしょうか。実はこの名前のねじれには、植民地支配・独立・ブランド価値という三...
雑学

【トマト裁判】トマトは野菜?果物?──最高裁まで行った“食卓の大論争” その判決とは?

私たちの食卓に当たり前のように並ぶトマト。サラダに、パスタソースに、カレーに──。だが、この赤い果実(?)をめぐって、かつてアメリカでは最高裁判所まで争われた裁判があったことをご存じだろうか。「トマトは果物か、それとも野菜か」。一見すると子...
政治

【大特集】イスラム教徒と共生できるのか?──川口・クルド人問題から見えた“摩擦の構造”

「多文化共生」「多様性」「寛容な社会」──耳に心地よいその言葉たちは、今や政治・教育・メディアの場で、繰り返し讃えられている。だが、その“美名”の裏で、摩擦は確かに起きている。たとえば、埼玉・川口市で浮上したクルド人問題。道路を走る“過積載...
科学

眠らない・空腹を感じない・痛みもない──“感覚なき少女”オリヴィア・ファーンズワース

それは1人の少女の物語。イギリス・西ヨークシャー州ハダーズフィールドに暮らす、オリヴィア・ファーンズワース。彼女は世界で唯一、「痛み・空腹・眠気」を一切感じないという、極めて稀な症状を抱えて生まれた。6番染色体の欠損──それ自体は珍しくない...