「明日はアンビリバボー22本撮り」──爆笑問題が明かす、たけしの本当のアンビリバボー伝説

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2025年4月22日深夜、TBSラジオの人気番組『爆笑問題カーボーイ』の放送中、お笑いファンにとって聞き捨てならない「伝説」が太田光と田中裕二の口から明かされた。

話題の主は、お笑い界の“殿”ビートたけし。
そしてその舞台は、彼が2024年3月まで25年以上にわたり、ストーリーテラーとして番組の“顔”を務めてきたフジテレビの長寿番組『奇跡体験!アンビリバボー』である。

爆笑問題の二人が笑いながら、しかし確信を持って語ったその二つのエピソードは、あまりにも規格外で、しかし「ビートたけしならばあり得る」と誰もが納得してしまう説得力に満ちていた。


第一章:伝説① ― 驚異の「22本まとめ撮り」

  • 半年分を一日で収録
    • 番組のオープニングとエンディングを荘厳に引き締めるストーリーテラー。我々視聴者は彼が毎回VTRの内容に合わせて丁寧にその言葉を紡いでいるものだと信じていた。しかしその収録現場は我々の想像とは全く異なる、驚くべき効率化が図られていたという。
  • 楽屋での衝撃的な会話
    • 田中裕二はある日のたけしの楽屋での会話をこう振り返る。
      たけし: 「明日、何だっけ?仕事」
      マネージャー: 「明日、『アンビリバボー』です」
      たけし: 「ああ、そうか。何本撮り?」
      マネージャー: 「22本撮りです」
    • 「22本撮り」。単純計算で半年分(2クール)の放送をたった一日で撮り終えることになる。さすがの太田光も「そんなのあるかって話だよね」とツッコミを入れたが、当時のたけしは真っ白なスタジオでひたすらカメラに向かってコメントを収録するスタイル。衣装さえ変えてしまえば物理的には可能だったのかもしれない。

そして何よりも驚くべきは、たけし自身が「22本か…」と、さも日常茶飯事であるかのようにそれを受け入れていたという点だ。

その常人離れした“やっつけ仕事”ぶりすらも一つのエンターテインメントとして昇華させてしまう。それこそがビートたけしという男の凄みなのである。

ブクブー
ブクブー

「ええーっ!?半年分をたった一日で、まとめて撮ってたんだブーか!?僕たちが毎週ありがたく見てた、あの荘厳な語りは、実は半年前に撮ってたものだったかもしれないんだブー!?まさにアンビリバボーなんだブー…!」


第二章:伝説② ― 自分の番組を知らなかった

そしてさらに衝撃的なのが、たけしが自分がメインMCとして出演しているはずの番組を全く認識していなかったという逸話だ。

  • 自宅でのある日の出来事
    • ある日たけしが自宅で何気なくテレビを見ていると、非常に面白い再現VTRが流れていたという。
      たけし: 「この番組、面白ぇな。なんて番組だ?」
      マネージャー: 「『アンビリバボー』です」
  • 一番のアンビリバボー
    • 自分が毎週その導入部分を語っているはずの番組の本編(VTR部分)を、初めて一人の視聴者として客観的に鑑賞し「面白い」と感心する。そしてマネージャーに「それ、あなたの番組ですよ」と諭される。
    • このシュールな光景に対し、田中裕二は一言こう言い放った。「一番、アンビリバボーだよ(笑)」と。
ブクブー
ブクブー

「自分の番組を見て、『この番組、面白いな』って言ってたんだブーか!?最高に面白いんだブー!たけしさんこそが、一番のアンビリバボーなんだブー!」


終章:たけしだからこそ許された“特異な座組”

この二つの伝説は単なる面白いエピソードというだけではない。
それは当時の『アンビリバボー』という番組が、いかに特異な「座組(出演者の構成)」で成り立っていたかということを浮き彫りにしている。

POINT

『アンビリバボー』の完全に“分断”された二つの世界

  1. 本編パート: スタジオの剛力彩芽やバナナマンがVTRを見てリアクションする。
  2. 別撮りパート: ビートたけしが別世界の白いスタジオで、ストーリーテラーとして、荘厳に語る。

この二つの世界は完全に分断されていた。
だからこそたけしはVTRの詳細な内容を知らなくても、台本通りに語ることさえできれば番組が成立したのだ。

「中身を一切見なくても、その人がそこにただ立っているだけで番組に圧倒的な“箔”がつく」。
これこそがビートたけしという唯一無二の存在が持つ、本当の、そして究極の“アンビリバボー”なカリスマ性の正体なのかもしれない。

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