約6年。
アシスタントを務めた田中瞳アナウンサーが、
テレビ東京「モヤモヤさまぁ~ず2」を卒業する。
モヤさまアシスタントの卒業は、
ただの交代ではない。
そこには、
アナウンサーとしてのキャリアステップと、
番組自体の進化と定着という、
二重の意味が込められている。
同時に、土曜昼のテレビ戦線では、
街ブラ番組が熾烈な競争を繰り広げている。
田中アナの卒業、
街ブラ番組の現在地。
そして、モヤさまの次なる一歩とは──。
【第1章】田中瞳アナ卒業──モヤさまアシスタントの系譜
田中瞳アナウンサーは、
モヤさまの第4代アシスタント。
その系譜は──
- 初代:大江麻理子アナ(2007-2013)
→ 『ワールドビジネスサテライト(WBS)』メインキャスター
→ テレ東報道の象徴的存在に。 - 2代目:狩野恵里アナ(2013-2016)
→ 『ゆうがたサテライト』初代キャスター
→ その後、結婚・出産を経てバラエティ復帰。 - 3代目:福田典子アナ(2016-2019)
→ 『SPORTSウォッチャー』メインキャスター
→ スポーツ報道の顔に。 - 4代目:田中瞳アナ(2019-2025)
→ すでに『ワールドビジネスサテライト』月・金曜キャスターを担当。
→ 今回の卒業は、報道への専念という新たなキャリア選択。
【第2章】モヤさまは、なぜ“アナ交代”が注目されるのか?
さまぁ~ず+流動的アシスタント
アシスタントは番組の“空気”を大きく左右する存在だ。
さまぁ~ずのゆるい掛け合いに対し、
アシスタントが「癒し」であり「ツッコミ」であり、
時には「振り回され役」となる。
モヤさまは、
アシスタントによって表情を変える番組なのだ。
だからこそ、
アシスタント交代は、
番組そのもののリニューアルを意味する。
【第3章】なぜ街ブラ番組は土曜昼に集中しているのか?
- 日本テレビ:「ぶらり途中下車の旅」(土曜9:25〜)
- フジテレビ:「ぶらぶらサタデー」(土曜12:00〜)
- テレビ東京:「モヤモヤさまぁ~ず2」(土曜11:30〜)
なぜ、
これほどまでに街ブラ番組が土曜昼間に集中するのか?
■考察:街ブラ番組×土曜昼の相性
- 週末の外出意欲を刺激
- 家事・外出準備中の“ながら視聴”にマッチ
- のんびりとしたペース感が土曜午前〜昼に心地いい
街ブラ番組=週末気分のスイッチ役。
テレビ局側も、
「お出かけ前にテレビにちょっと引き止めたい」
そんな戦略が透けて見える。
【第4章】モヤさま、放送時間変遷の真実──「あの番組、どこ行った?」
「モヤさま、いつやってるの?」
視聴者が一度は抱いたこの疑問。
それもそのはず──
モヤさまの放送時間は、幾度となく変遷を繰り返してきた。
【モヤさま・放送時間変遷リスト】
- 金曜 25:00 – 25:30(深夜枠でスタート)
- 金曜 24:53 – 25:23(若干前倒し)
- 木曜 24:12 – 24:53(バラエティ7)
- 日曜 19:00 – 19:54(ゴールデン進出)
- 日曜 18:30 – 19:54(枠拡大)
- 日曜 21:00 – 21:54(プライムタイム)
- 土曜 23:00 – 23:25(深夜に戻る)
- 火曜 23:06 – 23:55(平日深夜へ)
- 現在:土曜 11:30 – 12:15(昼の街ブラ激戦区)
この遍歴は、
テレ東の“攻め”の姿勢を物語る。
- 深夜バラエティ枠で実験
- ゴールデンタイムへの殴り込み
- 視聴率競争に疲弊し、再び深夜へ
そして──
土曜昼の街ブラ王道枠に安住
と言っても、過言ではない。
【第5章】田中瞳アナ卒業、そしてモヤさまの未来
田中アナの卒業で、
モヤさまは新たなアシスタント探しに動く。
- “次”を担うのは誰か?
- 番組の空気感はどう変わるか?
- 街ブラ戦線におけるポジションは?
田中アナは、モヤさまで鍛えられたバラエティ対応力を武器に、報道最前線へ完全シフト。
WBSキャスター業に集中し、次なる飛躍を目指す。
モヤさまは、
アシスタントの出世街道であり、
番組自身もまた、
次なる街ブラ時代へと進んでいく。

「モヤさま、ただのブラブラ番組じゃなかったブー。「人を育てる番組」だったブーーーーッ!!!!」
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