海外

教養

​床屋の“赤·青·白のくるくる”は血と包帯?──外科医、理髪師が同じ職業だった中世ヨーロッパ

​街を歩けば必ず目にする、理容室の店先で回っている「赤・青・白」のサインポール。​平和な床屋さんのシンボルとして親しまれているが、なぜあんなにも派手な3色で構成されているのか、不思議に思ったことはないだろうか。​結論から言えば、あの色はデザ...
海外

ブルガリアでは「はい」は横で、「いいえ」は縦?──首振りが逆転したオスマン帝国時代の抵抗

海外旅行先で言葉が通じない時、私たちは無意識にジェスチャーに頼る。「YES」なら笑顔で首を縦に振り、「NO」なら首を横に振る。このサインは世界共通の言語であり、どこでも通じるはずだと思い込んでいる人は多いだろう。しかし、東ヨーロッパに位置す...
海外

漢字を捨てた韓国が直面する“実質的文盲”──ハングル化の代償と、蔓延る同音異義語のジレンマ

ソウルの街を歩けば、看板も標識もスマートフォンの画面も、すべてが韓国独自の文字「ハングル」で美しく統一されている。韓国は1970年代以降、国を挙げて漢字を排除し、ハングルのみを使用する政策を推し進めてきた。その結果、国民の識字率(文字を読み...
教養

「ジューンブライド」はなぜ人気?──古代ローマ神話と日本のブライダル業界による逆転戦略

6月。日本においては鬱陶しい「梅雨」の季節であるが、この時期になると多くのホテルや結婚式場で「ジューンブライド」の文字が躍る。「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」誰もが一度は耳にしたことがあるこのロマンチックなジンクスは、日本の気候を考えれ...
経済

「中国製品」はなぜ安いのか?──人件費ではなく“規模”と“国策”で世界を制覇した大国の真実

「スマホの充電ケーブルが3本で999円!?」AmazonやSHEIN、Temuなどのネット通販を利用している時、中国製商品のあまりの安さに驚いた経験は誰にでもあるだろう。かつて、この安さの理由は「人件費が安いから」の一言で片付けられてきた。...
政治

なぜ選挙は個室で名前を書く?──民主主義を救った“オーストラリア方式”と買収横行の黒歴史

選挙の投票所に行くと、そこには必ず「ついたて」で仕切られた個別の記載台が用意されている。私たちは誰の目も気にすることなく、自分一人だけの空間で候補者の名前を書き、二つ折りにして投票箱に投じる。この「誰が誰に投票したか分からない(無記名・秘密...
グルメ

​昔の日本人はサーモン寿司を食べなかった?──ノルウェー国家プロジェクトが変えた寿司文化

今や日本の回転寿司で不動の人気ナンバーワンを誇る「サーモン」。老若男女を問わず愛され、脂の乗ったトロサーモンや炙りサーモンなど、メニューのバリエーションも豊富だ。しかし、驚くべきことに、昭和の時代まで日本では「鮭を生で食べる」という文化は存...
健康

WHOがエボラ出血熱で「緊急事態宣言」──封じ込めの合図、ワクチン効かない未承認株の正体

2026年5月17日、世界保健機関(WHO)は、アフリカ中部のコンゴ民主共和国およびウガンダで感染が拡大している「エボラ出血熱」について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言した。ニュースの見出しで「緊急事態宣言」...
海外

なぜシンガポールから「チューインガム」が消えた?──地下鉄を止めた過去と、潔癖の国家戦略

海外旅行に出かけた際、日本にいる時と同じ感覚で行動すると、思わぬ痛い目を見ることがある。その代表格が、東南アジアの経済中心地・シンガポールである。例えば、地下鉄の車内や駅構内で喉の渇きを潤すためにペットボトルの水を飲んだだけで、最大500シ...
海外

「独立宣言」を牽制するトランプと「既に独立国」と返す台湾──言葉で世界大戦防ぐ防波堤

2026年5月16日、台湾外交部(外務省)が発した一つの声明が、世界の国際政治ウォッチャーの注目を集めた。「台湾は民主主義の独立主権国家であり、中華人民共和国に従属するものではない」これは、アメリカのトランプ大統領が台湾に対し「正式な独立宣...