健康

人体

熱々の料理を食べてもなぜ火傷しない?──実は“やけど”してる口内と、高速修復システムの秘密

湯気を立てるラーメン、淹れたてのコーヒー、グツグツと煮える鍋。これらの温度は、おおよそ70℃から100℃近くに達する。もしこれを腕や足の皮膚にこぼしてしまえば、間違いなく水ぶくれを伴う大火傷(熱傷)になるだろう。それにもかかわらず、私たちは...
健康

痩せ薬ではなく“前借りダイエット”の恐怖──糖尿病薬マンジャロの目的外使用が暴く、医療の闇

「注射を打つだけで、苦しい食事制限も運動もせずに痩せられる」SNSや一部の美容クリニックの広告で、こんな魔法のような謳い文句を目にしたことはないだろうか。現在、若い女性を中心に爆発的に広まっている「医療ダイエット」。その中心にあるのが、本来...
気象

「酸性雨に濡れるとハゲる」は本当?──消えた環境問題の裏にある“人類の成功”と、新たな脅威

6月も中旬を過ぎ、日本列島は本格的な梅雨の季節を迎えている。雨の日が続く中、昭和から平成初期にかけて幼少期を過ごした世代の脳裏には、ある一つの恐ろしげな言葉がふとよぎるのではないだろうか。「酸性雨に濡れるとハゲるぞ」かつて連日のようにニュー...
健康

なぜ「遺伝子組換えでない」とわざわざ表記?──食べたらどうなる、見えぬリスクと選択の権利

スナック菓子や豆腐、納豆のパッケージを裏返すと、頻繁に目にする「遺伝子組換えでない」という表記。多くの人はこれを見て「遺伝子組換えは体に悪いから、入っていないこれを買おう」と、無意識に安心の指標として商品を選んでいるはずだ。しかし、ここで一...
科学

滝壺の空気はなぜ美味しい?──マイナスイオンの癒やし原理VS科学界の“プラシーボ効果”指摘

森林や滝壺、海辺へ出かけた時、胸いっぱいに空気を吸い込むと心がスッと落ち着く。この心地よさの理由について、私たちは長年「マイナスイオンが豊富だから」と説明されてきた。空気清浄機やドライヤーなど、生活家電の売り文句としてもすっかり定着した言葉...
健康

「カルシウム足りてないんじゃない?」は本当?──“イライラ”の原因で語られる栄養素の真実

「最近イライラしてるね、カルシウム足りてないんじゃない?」誰かが怒りっぽくなっている時、日本人なら一度は耳にしたことがあるおなじみのフレーズ。昭和から平成にかけて、家庭や学校で親や教師から言われ続けてきた「カルシウム神話」である。確かに、怒...
健康

「扇風機をつけっぱなしで寝ると死ぬ」は本当?──皮膚呼吸の誤解と、冷えと脱水が招く危険性

蒸し暑い夏の夜。エアコンの冷えが苦手で、扇風機を回したまま眠りにつく人も多いだろう。その際、親や祖父母から「扇風機をつけっぱなしで寝ると死ぬよ」と忠告された経験はないだろうか。都市伝説のようにも聞こえるこの言葉。特に「風が当たり続けると皮膚...
教養

6月1日は「チューインガムの日」──平安時代の“歯固め”がルーツ?&チョコでガムが消える科学

6月1日は「チューインガムの日」である。ガムを噛んでいる時、ふとチョコレートを一緒に口に入れた途端、あんなに弾力があったガムが跡形もなくドロドロに溶けて消えてしまった……という経験はないだろうか。子どもの頃に誰もが驚いたこの現象は、魔法でも...
人体

「脳細胞は増えない」はウソ?──定説を覆した“神経新生”の奇跡と脳を若返らせる2つの法則

「お酒を飲みすぎると脳細胞が死ぬ」「歳をとれば頭の回転が鈍くなるのは仕方ない」。私たちが子供の頃、学校や親から教わった脳に関する一つの「残酷な常識」があった。それは、「人間の脳細胞は大人になると減る一方で、絶対に増えない」というものだ。もし...
健康

「〇〇を含む可能性があります」が変わる?──アレルギー表示の過剰防衛、新ルールの科学と本音

スーパーで食品を裏返したとき、アレルギー表示の欄外にこう書かれているのを見たことがあるだろうか。「本品製造工場では、えび・かにを含む製品を生産しています」「〇〇を含む可能性があります」一見すると、消費者の安全を第一に考えた親切な警告に見える...